今日12月25日今年最後のG1レース有馬記念が開催されました。
1番人気は無敗の3冠馬ディープインパクト。史上初の無敗のグランプリ制覇が達成する夢を望む競馬ファンで、クリスマスのこの日大いに盛り上がりました。鞍上は天才武豊。役者は揃いました。
武豊騎手には勝たねばならないレースとして、かなりのプレッシャーがあったはず。
でも私は思うのです。菊花賞で3冠を達成した時の方がよりプレッシャーはあったはずと。3歳馬が初めて古馬とまみえるレース。勝つのが当たり前ではないはずとも。でも競馬関係者もスポーツ紙もディープインパクト一色に染まりました。
レースは予想通り9番タップダンスシチーが引っ張り緩みのないレース運び。武豊の6番ディープインパクトは後に下げる。これはいつものこと。驚いたのはディープと同じ末脚勝負の10番ハーツクライが3番手当たりにいたことです。ルメールは何を考えているのかと思ってしまった。あんなに早く前に行けば自慢の末脚が使えないのじゃないかと。
しかし、ゴール前の直線に向いて、前に行っていた9番のタップや17番のビッグゴールド、16番のオースミハルカが馬群に捉えられ下がる中、ハーツクライがぐんぐん前に行く。そこへようやく後からゴボウ抜きで飛んできたディープインパクトが並びかけようとするも、ハーツの脚色は衰えない。ついに迫るディープの半馬身先でゴールを駆け抜けた。
1着/10番ハーツクライ。2着/6番ディープインパクト。3着/14番リンカーン。
無敗の3冠馬は初めて負けて、シルバーコレクターと呼ばれたハーツクライが有馬を制しグランプリに輝く。
後で知ったことですが、ハーツクライの鞍上、フランス人のルメール騎手は前走のジャパンカップで3センチ差の2着に敗れたことから今回は前で勝負しようと決めていたということです。負けた時こそ次の勝ちが来るチャンスなんですね。
それに引き替え、武豊騎手にはかなりのプレッシャーがあったことは間違いありません。1番人気馬に乗ることが当たり前の天才武豊にプレッシャーで乗り方を誤ることはないはずですが、ルメールのように自由には乗れなかったはず。その上、勝負する馬を間違えたのではないかとも思いました。前に行ってなお下がらないハーツクライに気づいた時はもう既に遅し。
今回の有馬記念はいろんな意味で勉強をさせてもらったレースです。おそらく忘れられないレースとなることでしょう。
◆静止画は、有馬記念優勝馬ハーツクライ。
マウスポインタオンでレースのスライドが始まります。
(あまりきれいではありません。いえむしろ汚い)
1番人気は無敗の3冠馬ディープインパクト。史上初の無敗のグランプリ制覇が達成する夢を望む競馬ファンで、クリスマスのこの日大いに盛り上がりました。鞍上は天才武豊。役者は揃いました。
武豊騎手には勝たねばならないレースとして、かなりのプレッシャーがあったはず。
でも私は思うのです。菊花賞で3冠を達成した時の方がよりプレッシャーはあったはずと。3歳馬が初めて古馬とまみえるレース。勝つのが当たり前ではないはずとも。でも競馬関係者もスポーツ紙もディープインパクト一色に染まりました。
レースは予想通り9番タップダンスシチーが引っ張り緩みのないレース運び。武豊の6番ディープインパクトは後に下げる。これはいつものこと。驚いたのはディープと同じ末脚勝負の10番ハーツクライが3番手当たりにいたことです。ルメールは何を考えているのかと思ってしまった。あんなに早く前に行けば自慢の末脚が使えないのじゃないかと。
しかし、ゴール前の直線に向いて、前に行っていた9番のタップや17番のビッグゴールド、16番のオースミハルカが馬群に捉えられ下がる中、ハーツクライがぐんぐん前に行く。そこへようやく後からゴボウ抜きで飛んできたディープインパクトが並びかけようとするも、ハーツの脚色は衰えない。ついに迫るディープの半馬身先でゴールを駆け抜けた。
1着/10番ハーツクライ。2着/6番ディープインパクト。3着/14番リンカーン。
無敗の3冠馬は初めて負けて、シルバーコレクターと呼ばれたハーツクライが有馬を制しグランプリに輝く。
後で知ったことですが、ハーツクライの鞍上、フランス人のルメール騎手は前走のジャパンカップで3センチ差の2着に敗れたことから今回は前で勝負しようと決めていたということです。負けた時こそ次の勝ちが来るチャンスなんですね。
それに引き替え、武豊騎手にはかなりのプレッシャーがあったことは間違いありません。1番人気馬に乗ることが当たり前の天才武豊にプレッシャーで乗り方を誤ることはないはずですが、ルメールのように自由には乗れなかったはず。その上、勝負する馬を間違えたのではないかとも思いました。前に行ってなお下がらないハーツクライに気づいた時はもう既に遅し。
今回の有馬記念はいろんな意味で勉強をさせてもらったレースです。おそらく忘れられないレースとなることでしょう。
◆静止画は、有馬記念優勝馬ハーツクライ。
マウスポインタオンでレースのスライドが始まります。
(あまりきれいではありません。いえむしろ汚い)