(旧暦4/12 先負 月齢10.6)(大阪の日の出5:02 日の入り18:48)
1ヵ月近く前の画像ですんましぇん。
↑京都は蹴上(けあげ)のインクライン(傾斜鉄道)〈4/16撮影〉
今年は桜(ソメイヨシノ)の開花が遅かったので、
ほとんど散っているといえども4月16日に名残り桜を見ることができました。
インクラインについて
明治時代に大津~京都間に設けられた琵琶湖疏水(そすい)は舟便流通で大いに賑わいました。しかし南禅寺、蹴上付近の段差は大きく、急な勾配のあるこの場所ではとても舟を進めることはできなかったのです。
そこで造られたのがインクライン方式といわれる傾斜鉄道です。
勾配のある水路の上にレールを敷き、舟を乗せた台車で走らせる。
まず水路に沈めた台車に舟を乗せ、その台車をワイヤーで上に巻き上げてレールの上に乗せる。このために蹴上に発電所まで造りました。文明開化の明治、京都でもドえらいことしてはったんどすな~
↑↓ 舟を乗せた台車(これが台車 どう見ても鉄橋にしか見えない)
↑この大きな台車を走らせた線路。線路幅の広さ、半端やない
詳しくはWikipediaの蹴上インクラインをご覧ください。
この琵琶湖疏水舟運も国鉄(現JR)、私鉄の鉄道が次々に開通し陸送化が進んだため、昭和26年9月にその役目を終えました。
疏水のこともインクラインのことも知らずに蹴上に行ったのですが、もう一度行ってじっくり見直したいですね。
この蹴上の疏水沿いに歩いて今話題の京都市動物園(岡崎動物園)へ立ち寄りました。
京都市動物園は日本で上野動物園に次いで2番目にできた動物園ですが、園内の敷地面積はとても狭いです。今話題になっているのはその狭さを逆手にとってより身近に動物を感じてもらおうと創意工夫した展示方法です。
日曜でお天気が良くて園内はとても混み合っていました。動物たちも疲れていたのでしょう、創意工夫なんか関係あれへんっ! 暑いやんかっ! って感じで人間の思うような動きをしてくれませんでした。しょうがないですよね。また行きますはい。
その中でもキリンを上から見下ろせるキリン舎は最高でした。
↑キリンの親子も見られたし。
↑子どもは編み目模様の中に模様が入っていますね
↑おとなになればこの模様は消えてしまいます。
こどもは平成28年8月26日生まれの生後7ヵ月。父清水(キヨミズ)(今年3月死亡。享年17歳)、母ミライ(今年15歳)の第6子。名前は「吉田(ヨシダ)」くん。東山36峰の一つ吉田山に因む。一つ上のお兄ちゃんは嵐山に因んだ「嵐(アラシ)」くん。この子は現在は神戸市立王寺動物園へ移動しています。
↑ジャガーを下から見あげる
いろいろと工夫された動物園、写真の撮り方が下手っぴで掲載できるような写真があまり撮れませんでした。いつものことですが(^^ゞ
動物園から京都地下鉄を利用して二条城へ行きました。プロジェクトマッピクング最終日ということで。結論からいえばプロジェクトマッピングは大したことありませんでしたが、八重桜のライトアップは最高に綺麗でした。写真ですか? これまたうまく撮れませんでした。(>_<)
以下は五月五日の子どもの日に、去年訪れた摂津市大正川の鯉のぼりを今年も見に行ってきました。あづかった~
1111本の鯉のぼり。鯉もいっぱい、人もいっぱい。
頑張ってるな~摂津市。
帰り道で見掛けたハナミズキの輪っ
【追加】5月8日(月)
琵琶湖疏水(大津から宇治川まで全長202キロ)には蹴上インクラインだけではなく伏見インクラインもありました。
蹴上インクラインは581.8メートルで世界最長。伏見インクラインは290.8メートル。
「京都を歩くアルバム」のHPに詳しく写真付きで掲載されています。舟を乗せた台車の全体写真もあり、よくわかります。
またWikipedia「琵琶湖疏水」にはその詳細が載っています。段差を解決するためにインクラインだけではなく閘門も造っていました。また舟運だけではなく琵琶湖から水も取り込んでいました。
なお宇治川の水源は琵琶湖で、瀬田川が宇治市で宇治川と名を変え、京都八幡市で木津川、桂川と合流して淀川となります。琵琶湖の水は京都、大阪ともに深い深い関わりがあります。当時も今も。
琵琶湖疏水と二つのインクライン、決して京都だけのお話ではなかったことがよくわかりました。