森林植物園は六甲山の中腹にあるため気温は平地より6~7度低いということです。そのため、桜を始め、春の木々、草花たちの成長は平地に比べ2、3週間から1ヶ月ほど遅くなるということでした。
森林植物園に到着してから職員の方々に園内を案内してもらえるガイドコースがあることを知りそれに参加しました。
植物音痴の私にとっては大いに助かりました。でも団体行動なので、ゆっくり写真撮影ができず、取り残されないように慌てて撮った写真はあまりロクなものがありません(言い訳、言い訳)が、ご容赦。
園内はまだまだ冬枯れの木々が多かったのですが、顔を出し始めた花芽の観察のしかたや、木々たちの自然への対応に驚かされたりと、楽しいコースでした。
でも全コースを1日でくまなく歩くことは広すぎて不可能。
これは何度か訪れて、今日はここ、今度はあそこと、いくつかのコースに分けて歩くとうんと楽しめそうです。これはリピーターにならざるを得ない。ちょっと遠いけど。
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↑森林植物園の木々の一部です(3月21日)
表紙の1枚目はメタセコイヤ(スギ科)。裏は園内にある長谷池。
サムネイルは上段左から、
1.園内の桜の様子、2.カンヒザクラ、3.4.オオシマザクラ、5.6.カワズザクラ、
7.は比較のための大阪市内のソメイヨシノ
下段左から
1.2.アスナロの葉、3.4.ヒメコマツ、5.ウチワノキ、6.7.サイゴクキツネヤナギ
木々の説明を手抜きするために説明プレートも入れました。申し訳ありません。
上段のサムネイルを桜でまとめたのは、蕾の状態を見ていただくためです。
カンヒザクラ、オオシマザクラ、その2つを掛け合わせた
カワズザクラ。平地との比較のために最後に私の
近所(大阪市内)のソメイヨシノの様子も入れました。
六甲山の桜の蕾がまだ固いのは当然なのですが、大阪もまだまだですね。開花は来週末(3/31)頃でしょうか。見頃は4月に入ってからだと思います。大阪のソメイヨシノの標準木は大阪城公園の西の丸庭園にありますが、あそこは日差しを遮るものはないので大阪市内のどこよりも早く開花するところです。大阪の開花宣言があってしばらくしてからこの桜も咲き始めるでしょう。
園内にはもちろんソメイヨシノもありました。ソメイヨシノはクローンでしか増やせない上、寿命も数十年ほど。何百年も生きる一般の桜と違い常に植え替えが必要と。でも日本人はこのソメイヨシノが好きですね。と職員さん。(山桜のほうが好きな私は変わり者?)
下段の
アスナロの葉の裏側、職員の方に見せてもらい何ときれいな模様かと思わずパチリ。この模様がヒノキには無いらしい。綺麗だよ。ヒノキになる必要はないよ。
ヒメコマツは五葉松の仲間で松葉は5本。通常の2本の松葉よりボリュームが出るため葉が密集したように見えると。いえ実際に密集していました。その上松ぼっくりも沢山生っていて姫というより武者に見えました。
ちなみ私は五葉松を御用松だと思っていました。あぁまたまた穴を探しています。
ウチワノキはモクセイ科で別名シロレンギョウということを先日横浜のおーちゃんのブログで教えてもらいました。その直後にこの植物園で見られたことはラッキーでした。一目見るなり分かったので嬉しかったですね。花の後にできる実がウチワの形のように見えるのが名前の由来とか。見てみたい。
サイゴクキツネヤナギは、よく見るネコヤナギより一回り大きいように見えました。色も白ではなく黄色っぽい。で、キツネ?でしょうか。説明プレートに、枝の曲がりくねった様子も入っていますのでご覧ください。西国と付いているように主に西日本に分布しているんですね。関東では見ませんか?
アルバムには載せませんでしたが、クロモジの枝を爪で少し削ると匂いが発することも教えてもらいました。強い匂いですがイヤな匂いではありませんでした。職員さんはこのクロモジの葉をお茶にして飲んだとか。美味しかったかどうかは聞き損ねました。
また案内していただいている途中何度も針葉樹の枯れ葉の上を歩いてその歩き心地を味わってほしいと勧められました。ここでアスファルトやコンクリートの上ばかりを歩いている足の裏を休ませてあげてと。
柔らかくて気持ちが良かった。多いに足の裏孝行をさせてもらいました。
他にも沢山の木々の写真を撮ったのですが、全部を紹介すると私のペースでいけば半年はかかりそうです(笑)
ほんの極々一部の紹介ですが、チャンスがあれば小出しにするかもしれませんし、そのままお蔵入りかもしれません。
残念だったのはシナマンサクとロウバイ(まだ咲いているんですって)、ミモザの木がある丘まで行けなかったことです。(ほんとミモザには縁がない
)
その3へ続く
その3は野草です。3で森林植物園の紹介を終わる予定です。