東日本の大地震(「東北地方太平洋沖地震」が正式名称?)の被害のひどさが少しずつわかってくるにつれ、胸が締め付けられる思いです。
亡くなられた方々のご冥福と一日も早い復興を心からお祈り申しあげます。
安全な大阪に居て気を揉むばかりで何もできない自分ですが、今まで通りの日常生活を保つことが日本経済を支え、ひいては被災地の復興にも役立つものと信じております。
久しぶりにブログを更新したのは、携帯メールの送受信をパンク状態にした一因と思えるチェーンメールが私のもとに届いたからです。
内容は、関電(関西電力)が東電(東京電力)へ電力供給するために、一人一人が節電に協力しようといったものです。
以下はそのメール内容。
>関西電力が東京方面への
>電力の供給を開始したとの
>情報が入りました。
>と言う事は関西での節電が
>災害の協力になります!
>まだまだ夜半には冷え込みも
>厳しく18時~19時の時間帯で
>300万KWの電力が不足するとの
>東京電力の需要予想です!
>皆で節電して、皆でこの
>有事を乗り切りましょう!
>使っていない家電の
>コンセントは抜いて、
>冷蔵庫も出来るだけ弱に、
>テレビはつけておいてください
いかにも善意からのものと受け取られる内容です。
このメールも友人から受け取ったものです。
その友人は少しでも協力できるならとの「善意」からの発信でした。
メール文の頭に「なるべく色々な人に回して欲しいそうです。」とありました。
これはチェーンメールの典型的な常套文句です。
それに関電と東電では電力の周波数が違うはず・・・。
大阪で使っていた電気製品はそのままでは東京では使えなかったことがあった。
(今は接続が簡単に切り替えられるようになっているのだろうか)
↓関電のHPに飛んでみたらやはりそうでした。
http://www.kepco.co.jp/
節電に関するメールにご注意と。
元々はメールサーバーを破壊しようとする悪意あるメールであっても
受け取った人は「善意」から知人に次々と発信する。
まさか肝心な大事なメールの送受信の邪魔をしているとは知らずに。
みなさま、どうかチェーンメールにはくれぐれもご用心を。
☆☆☆☆☆ 【追加】2011.03.15 13:14 ☆☆☆☆☆
上記でリンクしている関電サイトですが、昨日(3/14)の昼頃にアクセスした時点の文言と今日の文言が違っているような気がしました。更新されたものと思われます。
昨日の昼時点では、東電に電力を供給していないとあり節電のお願いはない、と書かれていたと思いますが、今日昼の時点では、わずかではあるけれど周波数を変換して融通しているとありました。
わずかしか送れないのは周波数変換装置の容量の問題のようで、そのわずかな電力とは100万キロワットのようです。(ウィキペディア調べ)
わずかであっても関電から東電に電力の供給が始まったようですが、節電に関してチェーンメールを送ることはないと断言しています。
再度申しあげますが、非常時の携帯でのチェーンメールには気をつけてください。