あまもりのなんやかんや

しがらみから離れてたまには身近な自然と親しみたい

戦争

2005年05月31日 | 社会
スイポテさんのブログを見て大阪にもひどい大空襲があったことを思い出しました。
あ、いや、私が体験したことではなく、人から聞いた話です。
・・・だれやっ 自分の体験やろって

私が聞いた大阪大空襲は、当時東淀川の淡路に住んでいた人の話です。
その人は、当時子供で親にしがみついて淀川まで逃げたそうです。
あの広い新淀川に累々と死体が浮かんでいたと。3月なのに熱くて熱くて(多分暑いじゃないと思う)淀川に浸かろうとして、その川の水がぬくかったと。爆弾(焼夷弾?)で淡路の町は燃えさかり逃げていく先は淀川しかなかったとか。
その人は喉頭ガンに冒されてヒューヒューと息が漏れ、実に聞き取りにくい話でしたが、私は一生懸命聞き取ろうと必死でした。
親からも学校からも戦争の悲惨さは教えてもらわなかったからです。
私は唯一この耳で聞いた戦争の悲惨さを、私の子供達に語りました。多少違っていたかもしれないけど。二十歳前に聞いたこの話は私の中で増幅していたかもしれないから。

憲法改正か改悪か知らないけれど、憲法九条の戦争放棄の項目を憲法から放棄しようとする準備が始まっている。確かに自衛隊が軍隊じゃないというのにも無理があるけれど、子供の頃から誇りを抱いてきた平和憲法が無くなることに大きな不安を感じています。
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする