↑本殿に向かって左の狛犬
↑本殿に向かって右の狛犬
↑やっぱりお尻がかわいいっ、あ、いえ後ろ姿もかわいいです。
二十八歳男なんです。両方とも。
天満の天神さんと親しまれている大阪天満宮の本殿前の両脇に鎮座している狛犬は両方ともに阿形です。
あ、あ共、白大理石で造られたものです。
狛犬に掛けられているよだれかけ(と呼んでいいのかいなぁ)には、「二十八歳 男」とありました。両方共に男です。
阿形って雌じゃなかったの?それとも決まっていない?両狛犬ともに右足に脚絆(ですよね?)をつけています。今日、気づきました。
天満宮の狛犬は元々青銅でできたもので従来の阿吽形だったということです。
写真が大阪天満宮文化研究所のサイトに載っています。
そこのお話ではこの青銅の狛犬は、幕末の大塩平八郎の乱で天満宮が焼け落ちた(大塩焼け)後に近くの天満青物市場(三大卸売市場のひとつ)から寄進されたものだそうです。
その青銅の狛犬が戦時中に供出されたために、近くの高麗橋に店を構えていたある商店から寄贈されたものが現在の阿・阿の狛犬で、両方とも口を開けて店先を守っていたものだそうです。
あきんどの店先から天神さんにお引っ越ししたというわけですね。
お賽銭に五円しか投げ入れなかった(小銭がなかった)私を口をあんぐりあけて見ていました
【追加訂正】
狛犬に掛けられていた前掛けは願掛けで奉納されたものでした。「二十八歳 男」と書かれているのは二十八歳の男性の方が奉納されたということで、名前を表記することもあります。右側に「所願成就」とありましたから、この男性は願掛けが成就したお礼に前掛けを奉納されたということです。