16年前、米国ナンバーワン胃腸内視鏡外科医の世界的権威が教える、太く、長く、生きる方法。
医学が進歩しているのに病人が増えるのはなぜ?
この本には予防医学のエッセンスが詰まっています。
新谷弘美(しんや ひろみ)『病気にならない生き方』引用P26~30
いま行っている健康法が本当に効果のあるものかどうか、ぜひ一度自分の健康状態をチェックしてみることをお勧めします。
なぜこのようなことをいうのかというと、一般的に健康によいといわれているもののなかに、実際に健康に害をおよぼすものがたくさん含まれているからです。
特に「食」に関する健康法には、かえって健康を損なう危険を含んだものが少なくありません。あなたは次の健康法を信じ実践してませんか?
1.腸のために毎日ヨーグルトを食べるようにしている。
2.カルシウム不足にならないよう、毎日牛乳を飲んでいる。
3.果物は太りやすいので控え、ビタミンはサプリメントでとる。
4.太りすぎないよう、ごはんやパンをなるべく控える。
5.水分はカテキンの豊富な日本茶でとる。
牛乳の飲みすぎは骨粗鬆症にお茶の飲みすぎは萎縮性胃炎をおこすなど。
お茶のカテキンはポリフェノールの一種で躰に良いがタンニン酸が胃粘膜に悪影響を及ぼし胃相を悪くするので無農薬の茶葉で空腹時をさけ食後に一日二,三杯程度にすべきと指導されています。
人間の体はすべてつながっています。一つの場所でよい働きをする成分がふくまれているからといって、それが体全体にとってもよいとは限りません。「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、食べ物も、そこに含まれる一つの成分だけを見て、体によいとか悪いとか決めることはできないのです。