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選手はJリーグ時代に所属していたクラブを”故郷”と考え、一方、クラブは
”送り出した”選手を”可愛い息子”と思い続ける・・・
これが甘えの構造の元です。
ポジションがしっかり確保されているため、選手の伸びもなくなり、クラブは
クラブでその選手頼みになるため、今まで築いてきたチームのバランスを大きく
狂わせてしまう可能性があります。
果たしてこれが、Jリーグのためになることなのでしょうか?
私はアジアチャンピオンズリーグの優勝チームを、未来永劫日本のクラブで独占
してほしいと願っています。そのためには、Jリーグの継続的な強化が必要に
なります。リーグの活性化が不可欠です。
ビッグネームに頼らなくとも、打つべき手はいくらでもあると思います。
例えば、タイ、ベトナム、インドネシア、シンガポール、マレーシア・・・
サッカー人気の高い国の、野心ある才能豊かな選手を発掘し、積極的に活用
するのです。選手が活躍すれば、彼らの母国でのJリーグ認知度がさらに深まり、
商業的にも大いにプラスとなるはずです。
私はアジア枠1名は、最終的に撤廃すべきだと考えています。完全フリーです。
アジア諸国の選手の目標を、「Jリーグ移籍」となるようにすれば、リーグの
活性化に一役買うはずです。
目の色を変えた、ギラギラした有望なアジアの選手が溢れてくれば、それに負けじ
と日本人選手の意識も上がってくる・・・
相乗効果でリーグが活性化すれば、いったん出て行った選手がそう簡単に元の
クラブに戻ることも無くなると思います(代わりの人材が、次々に輩出されるため)。
クラブ側も、比較的安価なサラリーで良い選手をいくらでも見つけられるとなれば、
考え方も変わってくるはずです。
Jリーグがアジアを引っ張り、名実共に「アジア最強リーグ」になることを願って
止みません。