栃木発「ちゃりあん」ブログ2

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那珂川町北向田に、今年も「ハス」を観にゆく  ~2015年・第1章~

2015-06-29 13:28:06 | 植物
6月28日。


那須では自転車の大会が開催され


多くのファンに見守られていたころ・・・


僕と相方さんは


那珂川町にいました。



目的は



「イベント」・・・ではなく



二人が好きなものを観に行くためでした。



思えばちょうど1年前にも訪れた場所。



「また、今年も」


これが二人の合言葉。








国道293号線。



那珂川町の旧馬頭地区。



那珂川を渡って


道の駅「ばとう」を過ぎて間もなく







セブンイレブンが



目的地の目印。







那珂川警察署前の横断歩道を渡ると・・・






これ・・・ではなく・・・






こちら。


蓮の花を観ることができます。




今月に入り


すでに開花を確認してはいましたが


なかなか二人で立ち寄る機会が得られなかったため


偶然にも


昨年と同じ


6月の最終日曜日に


朝いちばんで向かったのです。




・・・・・


「蓮」はもともと相方さんが好きな花でした。



それまでの僕は


蓮は「仏の花」のイメージしかなく


興味などまったくありませんでした。



相方さんが好きな花が群生している池がある・・・



一人で街歩きしているときに


別の街の観光案内所で知った「蓮池」の案内がもとで


実際に「蓮の花」が開花している姿を観て


蓮に関する基本情報を調べた結果



その変化あるハスの生育に驚き



いつしか僕も好きになってしまうのです。



蓮の花の命はたったの4日。


しかも


早朝から昼くらいまでしか咲いてはくれない・・・




大田原の朝市で、好きなカレーが売っていようとも


那珂川町のマルシェで、すぐに売り切れてしまうカレーが売っていようとも



それをあきらめてでも


観に行きたいのが


「蓮の花」なのです。





すでに散り始めているものあり。








4日を過ぎて


花托だけになったもの。





パックマン







蓮の葉は撥水性が高く


水玉があちこちで。






散る前に


もたれかかった花弁。














他のブログで


「いまは○分咲き」とか表現されている方がいますが


蓮には


そういう区分はありません。


あくまでも「花期」というくくりで


最初に咲く花と


最後に咲く花の時期で示します。



この北向田の花期は


6月から。


終わりはまだ観察をしていないのでわかりません。


花は4日しか咲きませんから


いわゆる「見ごろ」という定義も難しいです。


咲いては散っての繰り返し。


ただ


6月のハスと


8月のハスでは


その見える風景は異なります。


いつ来ても



その風景の変化が楽しめる・・・



それが


ハスの花の魅力ではないでしょうか。






この日の全景。


奥のほうは蓮が咲きませんので


狭い範囲で


入れ替わり開花します。







植物が生きているという姿を


目で見て感じることができます。


花だけが美しいわけではなく


その散った後の姿も


見届けます。







この花托が


秋には「もうひとつの顔」を見せます。





蓮が美しいといわれる「横顔」。





花托がポトリと落ちた姿。






もたれかかるような花弁を


下から盗撮(笑)





ここの蓮の花弁は「クリーム色」。





つぼみは多く


これから先


より多くの開花があります。





そんな「つぼみの赤ちゃん」も。





開花直後は、花弁の先端がほんのりピンク色なのが特徴ですが


太陽の光を全身に浴びると


ピンクは全開になると、光に反射して白く見えます。



これは


桜のソメイヨシノに似ています。






カエルがたくさんいます。


緑の葉と茶色の葉によって


身体の色を変えてくれますが


人間にはバレバレ(笑)






開花するとミツバチの出番。


4日の開花している間に


花粉を多く運びます。






ペロンと日除け。





茎が倒れてしまいましたが


幸い葉の上に着地したので


種は無事のようです。





花托の裏側には


アブラムシがたくさん。





花托に水玉。


まるで熱中症対策・・・






散ったばかりの花托と


これから散る花。





世間では「アジサイ」の花が季節の花として紹介されることが多い時期ですが


それ以外にも


花は多く咲いていて


そんな花を観るのが


歳のせいでしょうか、好きになりました。


その代表例が「ハス」なんです。






種が入ったままであること、


花托が大きく広がっていないことなどから


今年、開花したものの


何らかの理由で水没してしまったもの。


先日のゲリラ的豪雨が影響しているのでしょうか。






蓮の花を真上から。





中央の花托が


花粉で黄色く見えます。




ちなみにこの花は


推定4日目。


この後


つぼみに戻ることなく


花弁は散っていったものとみられます。




蓮の花は早起きです。


昼には閉じてつぼみに戻ります。



午前中。


しかも朝のうちに


蓮の花に


逢いにゆきませんか。






この場所での定期観察は続く。
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