Daryl HallとJohn Oatesは70年代から80年代に米国で活躍したデュオ。1972年にデビューしているが、途中低迷した後、80年代初頭にR&Bなどの要素を取り入れてヒットを飛ばせるパターンを確立した。この前Duran Duranを2回に渡って特集したが、ちょうどHall & Oatesが活躍した頃は、Duran Duran, Culture Club, Wham!, U2などの欧州グループがMTVなどで大活躍していた頃で、米国勢も初期のマドンナ、プリンス、マイケルジャクソンなどが大人気であったが、そんな中でもHall & Oatesは80年代のはじめを中心に安定してヒット曲を連発して人気を博したし、米国のャbプスらしい独特な曲を世に送り出した。
今回購入したベストアルバムは、「The Very Best of Daryl Hall & John Oates」というシンプル且つそのままなタイトルだが、彼らのヒット曲を殆ど網羅している。数々のヒット曲の中でも、僕が特に好きな曲は「Kiss On My List」。これは1981年の作品で、全米3週連続の1位を記録したが、今でも大変に印象に残っている名曲だ。同年11月に発表した「Private Eyes」も有名だが、この曲と「Kiss On My List」はサビ部分を取り替えても歌えそうと思えるくらい曲風は似ており共に大ヒットを記録しているが、個人的には「Kiss On My List」のやや哀愁漂う曲と切ない歌詞の方が気に入っている。彼らの曲で最もヒットした曲は恐らく4週連続全米1位になった「Maneater」だろう。そして「Rich Girl」、「I can’t go for that」、「Say it Isn’t So」なども1位を記録して大ヒットした曲なので、知っている方も多いだろう。残念なのは、このアルバムに83年のヒット曲「Family Man」と81年のヒット曲「You Make My Dreams」が収録されていないことである。この2曲とも1位にはなっていないのだが、個人的には好きな2曲である。
1984年に発表した「Out of Touch」も相当印象に残っている曲だ。ちょうどこの年はマイケルジャクソンの最高傑作「Thriller」や、Duran Duranの名盤「Seven and the Ragged Tiger」、Van Halenの「Jump」、映画「Footloose」のサントラが大ヒット、Princeの「Purple Rain」、そしてあのボーイ・ジョージのCulture Clubの名盤「Colour By Numbers」が1983年に発表され、84年はアルバムからのシングルが次々と大ヒットしていた頃で、まさに84年、85年辺りは全米の音楽業界が最高潮の活気に満ち溢れていて、レベルも高かった頃である。この激しい競争の中でもHall & Oatesは独特の存在感を放っていたし、当時のアルバム「Big Bam Boom」も大変に印象に残っている。
ベスト版には名曲「Everytime You Go Away」も最後に収録されている。これは1981年に制作された曲だが、1985年にPaul Youngがカバーして大ヒットしたバージョンですっかりお馴染みの曲だが、確かに曲風はHall & Oatesらしい名曲で、ラブソングバラードとしてもすっかり定番になった。Hall & OatesのオリジナルとPaul Young版を聞き比べるのも面白い。
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