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さて、このBlurbのセルフ出版サービスについてだが、まずはwebsiteから無償ソフトの”Book Smart”をパソコンにダウンロードする。すると、パソコンのデスクトップ上に本の制作/編集ツールのインターフェースが現れるが、各ページ毎に本のコンテンツ(文章や写真)を簡単にアップしたり、削除/編集したり出来る仕組み。製作したい本の種類(写真集、小説、ブログ集、料理本、等)によって、様々な構成テンプレートが用意され、またページのレイアウトも実に種類が豊富で、実際に書店に売っている本のようなクオリティーの高いデザインが数クリックでいとも簡単に出来上がるのだ。Book Smartでバーチャルに本の各ページが完成したら、”Order Book”というアイコンをクリックする。すると、自動的にBlurbのwebsiteにコンテンツがアップロードされ、websiteでユーザー登録を行い、My Accountを作った後に、本の出版を注文する。本の制作から注文に至るまで、オンラインでの作業で全てが完了してしまう。僕の場合、本の原稿は既にパソコンで殆ど製作していたので、それをBook Smart画面に移植する作業が中心となったが、原稿がまだ無い状態では、このBook Smartは更に便利なツールとなるだろう。
この手のセルフ出版サービスは幾つか見てきたし、有名なベンチャーではLulu (www.lulu.com)も同様のセルフ出版サービスをBlurbに先行して展開しているが、見たところBlurbが一番凝っていて、Book Smartの使い勝手も良いと感じた。
本以外にも、最近コンスーマーの創造性を刺激する新たなベンチャー企業が実に増えている。米国ではコンスーマーがどんどん自分でコンテンツを製作し、販売していくという世界が様々な分野で広がっており、言わば僕がTシャツを簡単にOnlineで作れるようになったのも、このお陰である。これはUGM (User Generated Media)とか、CGM (Consumer Generated Media)などと総称されており、自分で製作した動画コンテンツをアップするYouTubeなどもこの領域に当たるし、本、ソフトウェア、ゲームなども一般ユーザーが製作したものをネット上で販売し、収益化するClick Bank (www.clickbank.com)などという企業も登場して、言わばロングテールと呼ばれる市場が急激に伸びているのだ。それにしても、ITの進化でクリエイティブな世界が身近になったものだ。