今回でまだ2回目である。
名古屋駅は高層ビル２棟からなる巨大駅ビルと化していて、
近くにはモード学園の斬新なビルも建っていて、
いきなりインパクト大である。
高島屋も入る駅ビルの構内には人通りも多く、活気に満ちていた。
僕は“名古屋の女性=美人”という、とても良いイメージを
持っているが、そのせいか、道を歩く女性は
とてもキレイな人が多いような気がしてならない(笑)。
また、その地を代表する戦国武将によって、
ある程度地場の特徴やイメージが決められることも多いが、
名古屋=織田信長、つまり派手で斬新、且つ大きなことを
やってのけるようなイメージがある。
豪華主義の豊臣秀吉=大阪というのと似ているかもしれない。
名古屋と言えば、やはり“ひつまぶし”。
仕事を終えた後、駅ビルの隣にある名鉄百貨店に
ある『まるや本店名駅店』で食事した。
注文したひつまびしは何とも煌びやか！量もたっぷりでタレも獅｢。
１杯目はそのまま食べて、２杯目は薬味と一緒に、
そして最後はだし汁を入れて食べてる。３度美味しい
ひつまぶしはやっぱり最高である。
まるや本店名駅店
愛知県名古屋市中村区名駅1-2-1 名鉄百貨店本館9F レストラン街
052-585-7108
翌日の土曜日は、横浜への戻り時間を若干遅らせて、
早朝に名古屋城に足を運んだ。ついに念願の名古屋城である！
織田信長ゆかりの地、そして尾張徳川家の居城として
栄えた名古屋城。２人の戦国武将にゆかりのあるこの城は、
歴史的にもそそられるストーリー性を秘めている。
大阪駐在していた４年間で精力的に関西の城を
周った『関西の城制覇計画』は最終的に21か所の城を巡り、
僕の東京帰任と共に今年の４月で残念ながら終了したが、
名古屋城にまだ訪れていないのが大きな心残りであった。
９時の開門を待つ形でチケット売り場前に待機。
どんだけ城フリークなんだ？といわんばかりの気合だが(笑)、
意外にも開門を待つ人が20人くらいいたのには驚いた。
正門をくぐると、そこには美しい金の鯱が展示されていた。
やっぱり名古屋城と言えば金の鯱である。
そしていよいよ荘厳な天守閣に向かって進む。
大阪城にも匹敵するそのスケールはかなりのインパクト。
ベースがどっしりしていて、たくしましい。
さすがデカイもの好きな名古屋である。
天守閣の最上階からは名古屋駅周辺が見渡せる
絶好のロケーション。天気も良く、眺めは抜群であった。
名古屋城では現在、本丸御殿の再建に取り組んでいる。
市民から募金を集めて工事に取り鰍ｩり、来年の５月には
一部公開になる模様。天守閣や本丸御殿は江戸時代
栄華を極めたらしいが、第二次世界大戦の空襲で
天守閣は焼け落ち、本丸御殿も残念ながら焼失。
しかし、本丸御殿に展示してあった美術品などの
多くは避難してあったので焼失を免れたようで、
本丸御殿が再建されれば、当時のような美しい屏風の
内装が再現されるらしい。これもぜひ完成したら見に
行きたいものである。この虎の親子の屏風絵が有名らしいが、
本丸御殿の中できっと映えることだろう。
そして現在再建中の本丸御殿の工事現場を見学することが出来るので、
ヘルメットを被って中へ。
職人さんが御殿の屋根で作業していたが、
小さな接木を一枚一枚張り合わせていく、気の遠くなるような作業である。
しばし、作業の様子に見入ってしまった。江戸時代の職人も同じように
作業したのだろうか。
名古屋城を堪能した後、タクシーで名古屋駅に向かったが、
タクシーの運転手と少し話をする機会があった。
名古屋駅の周りはとても賑わっており、名古屋は日本一とも言える
地下街があることでも有名だが、運転手曰く、今は人の集まる場所が
限られてきており、周辺の商店街はゴーストタウンと化していること、
そして名古屋城の本丸御殿の再建等、新しいものに投資しても、
東京、大阪ほど観光客が集まらず、リピーター確保も困難な為、
投資回収が難しく、結局赤字になると嘆いていた。
日本第三の都市ながらも、”地方都市”が抱える悩みだ。
外目には活気があるように見えたが、
地元の人からすれば、色々と問題はあるようだ。
なかなか観光客にはわからないことも多いと改めて感じた。
そんなこんなで、名古屋のことを色々と考えつつ、
名古屋出張の締めくくりは、みそかつ！
名古屋駅でみそかつ弁当を購入し、新幹線で食べたが、
やっぱり濃厚なみそかつはとても美味しかった。
今回の出張で、すっかり名古屋を気に入ってしまったが、
また近々名古屋出張がありそうなので、楽しみにしたい。
