今回の出張で、モントリオールから1泊だけ、ケベックシティに遠征した。
ケベックシティはケベック州の州都で、モントリオールから車で約2時間半。途中仕事でブロモント、シェールブルックという町にも立ち寄りながら、夕方にはケベックシティに到着。ケベックシティの中心は、まさに要塞のような城壁に囲まれた城塞都市で、フランスの香りを色濃く残す地域。まさにプチフランスという感じの、素敵な町だ。ケベックシティへは、シリコンバレーに駐在していた2001年に一度旅行で訪れたことがあるので、今回2回目だが、なんと22年ぶりに訪れることが出来て感無量である。
モントリオールの旧市街も素敵であったが、ケベックシティは更に石畳の小径や、石造りの建物が連なるケベックシティ歴史地区としてユネスコ世界文化遺産にも登録されている。
そしてこの城塞都市の中心にあるのが、ル・シャトー・フロントナックという古城。フランス式の古城デザインは圧巻で、建設は1893年らしい。現在は一流ホテルであるフェアモントホテルとなっており、世界のVIPを始め、多くの観光客を迎え入れている。
ホテルは同じく旧市街にあるHotel Manoir Victoriaに宿泊。とてもコンパクトながら、気品のある美しいホテルであった。
夜はル・シャトー・フロントナック/フェアモントホテル内のフレンチレストランで食事。オイスターとこちらの美味しいシーフード料理を堪能。さすがケベックはフランス料理が美味しい。
フェアモントホテルのショップで、こちらの可愛いトナカイ(?)のぬいぐるみを発見し、思わずゲット。ぬいぐるみ好きなのでこういうのに目が無いのだが、いつも旅先での記念に何かぬいぐるみや置物を買おうと決めているので、ケベックシティの思い出として良いものが購入出来た。手作りの風合いでとても良く出来ている、なかなか可愛いぬいぐるみだ。
翌日はまた車でケベックシティからモントリオールまで戻る予定だったが、その前にケベックシティの西の外れにある和食屋、Izakayaでお昼にラーメンを食べた。面白いことにかなりなんちゃってモダンな和食屋で、“横浜”と漢字の青いネオンサインがあるブース座席に案内された。また店内には日本のシティーポップミュージックが流れていて、壁には御手洗いとデカい漢字で書かれていたり、天井からはお好み焼き、たこやき、など変な日本語も書かれたネオンがぶら下がっていて、何だかハリウッド映画の中のインチキジャパンな雰囲気が満載であった(笑)。でも、ラーメンの味は割と美味しく、ケベックシティでもそこそこのラーメンが食べられることに驚いた。国際的な時代になったものだ。
Izakayaを後にして車でモントリオールへの向かったが、4月にも関わらず寒波による大雪となり、ちょっとハラハラしながらのドライブ。もちろん、運転自体は地元のパートナー企業の方がしてくれたので雪にも慣れたものだ。幸い道はそんなに積もらず、雪景色の中快適なドライブを楽しむことが出来た。
最後モントリオールからニューヨークに移動し、ニューヨークからJAL便で帰国。夜行便だったので、モントリオールからの移動も既に夜だったが、機内から見えるマンハッタンの夜景もなかなか見事であった。
今回、サンディエゴ~シアトル~モントリオール~ケベックシティ~モントリオールと移動した2週間という長旅となったが、久々に実り多く、充実した楽しい海外出張となった。