先月、14年ぶりに田舎の今治を訪れたことを紹介したが、おばあちゃんの家で、昔僕が描いていた絵が大切に保管されていたことを発見。中学生だった1984年当時に書いた、『忍者ベムスター』というキャラクターの大型パネルポスター。黒の油性マジックで描かれたシンプルなものだが、当時田舎に帰った時におじいちゃんの前で描いていたことを思い出し、懐かしくなってしまった。長年、大切にとっておいてくれたのだ。14年前に田舎を訪れた際には見た記憶が無いので、本当に下手をしたら38年ぶりの再会かもしれず、感無量である(笑)。
『忍者ベムスター』とは、当時僕が描いていた”ベムスター”というキャラクターの忍者漫画。漫画の原画がこちらだが、今でも自宅で大切に保管している。しかし、大型ポスターを描いたのはおばあちゃんの家にあったこの1枚だけかもしれない。
ベムスターは、SF版の漫画作品もあるので、当時自分的には一大フランチャイズキャラ(笑)だった。
数年前、この忍者ベムスターキャラが懐かしくなり、リブートでこちらの新デザインを制作。また、記念に通常版ベムスターのぬいぐるみまでも制作してしまった(笑)。
そもそもベムスターとは、『帰ってきたウルトラマン』に登場する宇宙怪獣。放送当時からこのどこか憎めない、可愛い怪獣のことが好きになってしまい、今でもウルトラ怪獣の中ではダントツで一番好きな怪獣キャラだ。そして強いインスピレーションを受けて、漫画キャラやキャラストにしてしまったのだ。自分にとっては実に思い出深いキャラクターである。
今回、田舎で自分の作品に38年ぶりの再会を果たし、当時漫画を描くのに使っていた熱意・エネルギーみたいなものをまた思い出した。何だかまた新たなキャラ制作がしたくなってきた!