先日入手した、大変貴重な光文社『鉄人28号』単行本に続き、同じく横山光輝不朽の名作、『伊賀の影丸』の貴重な貸本をゲットした。『伊賀の影丸』は1961年から1966年まで「週刊少年サンデー」に連載されていたが、その後、貸本出版社であった東邦図書出版からサンデー連載中に貸本版が9巻刊行された。
現在では、当時の貸本版初版本は希少価値も高く、状態の良いものは高額でなかなか手に入らない。今回入手したのは、貸本版のうち、「由比正雪の巻」の第1巻である。
状態はかなり悪く、本の割れや破れ、欠け、シミなどもかなりあり、背表紙もかなりの痛みが見られる。なかなか状態の良いものを入手するのは難しいので仕方ないのだが、でもカバー欠になっているものが多い中では、一応カバー付きという意味では貴重かもしれない。
先日購入した小学館クリエイティブの限定BOX 2には、復刻されたものが入っているので比べてみた。オリジナルを手にして初めて、復刻がいかに忠実にオリジナルを再現しているかが良くわかるから、比べるのも結構楽しい。もちろん復刻しているので内容は一緒なのだが、読むのはあくまでも復刻版として、この貸本版は当時の貴重な遺産としてコレクションしておくことにしよう(笑)。
それにしても、少しずつ貴重な初版単行本コレクションが増えてきたので、本棚が賑やかになってきた~。