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朝ドラ『ちむどんどん』の子役時代に感動!

僕の中で特に大ヒットであった朝ドラ、『カムカムエブリバディ』もついに終わってしまい、カムカムロスとなっていたが、その後新たな朝ドラ、『ちむどんどん』がスタートした。沖縄本島北部のやんばるを舞台とした今回の朝ドラは、またカムカムとは一気に雰囲気の違うものとなったが、沖縄ということで、どこか緩くて暖かい朝ドラの予感もあって、カムカムからの気持ちを切り替えて楽しみにすることにした。カムカムの影響で、なぜかつい“ちむちむ”と読んでしまうが、実際には“ちむどん”だろう。

今回の主演は、これまでもNHK『アシガール』でも主演を務めた、沖縄出身の黒島結菜。その意味では、NHKでの実績もあって、今回ついに起用となった。

そして、その他上白石萌歌、川口春奈、竜星涼、山田裕貴、仲間由紀恵、大森南朋、宮沢氷魚などなど、沖縄出身者や、沖縄に縁のある俳優陣で、朝ドラならではの豪華な顔ぶれとなっており、これから期待が高まる。

朝ドラでは恒例だが、放映開始から最初の2週間は子役の時代が描かれることが多い。大河ドラマもそういうケースが多い。その意味で、いつも最初は“早く大人の時代にならないかなあ”なんて思うのだが、結果的にその幼少期を演じる子役にどっぷりハマってしまうことも実に多い。前回カムカムでも、るいの幼少期を演じた子役も可愛かったし、ひなたの子役時代を演じた新津ちせちゃん(新海誠の娘)も実に可愛かったので、強い印象を残した。

そして、今回のちむどんも、主人公暢子の子役を演じた、稲垣来泉(いながきくるみ)ちゃんが何とも可愛い。子供らしく、あどけない顔ながら、どこか仲間由紀恵の子供時代のような凛とした顔立ち。将来は必ず美人になることを約束されたような顔だ。そして魅力は顔だけではない。その11歳とは思えない、大人顔負けの演技力。まさに9日目の泣きながら、笑顔を見せたちび暢子の演技には思わず感動してしまった。あの表現力はなかなか出せるものではない。子役としてかなりの実績を積んできたと思うし、これまでも彼女をドラマなどで観てきたが、今回ほど彼女の素晴らしさを痛感したことは無かった。その意味で、くるみちゃんが主役を演じる子役時代の2週間が、残念ながら4/22で終わってしまったことが本当に残念である。出来ればもう1カ月くらいはくるみちゃんの演じるちび暢子を観ていたかった。

そして、暢子の姉、良子を演じた土屋希乃(つちやきの)も13歳の子役だが、なんとこの役の大人版を演じる川口春奈ともそっくりと話題になっている。その意味で子役としてはこれ以上のハマり役はないだろうし、演技もなかなか上手い。

三女の歌子を演じていた布施愛織(ふせあいり)ちゃんもいい味出していて可愛かった。彼女を上白石萌歌が演じる。

来週からの大人編の展開はもちろん楽しみなのだが、子役時代の2週間も大いに楽しむことが出来た。“カムカムロス”、そして、“ちび暢子ロス”を乗り越えてこれからも頑張って観て行きたい。

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