奇跡的にも今週出張でロンドンに滞在しており、ラッキーなことに開催2日目の土曜日朝のチケットをゲットすることが出来たのだ。これも何かの縁であろう。先日のDuran Duranのライブといい、今回のプリンスといい、やはり僕は80'sの大好きなアーティストたちとの縁はかなり深いものがある。
開催場所は、ロンドンオリンピックの時はミレニアムスタジアムと呼ばれた、現O2アリーナ。ロンドン市内からは地下鉄で約20分ほどで、テムズ川のほとりにある。
9:30から開場しているのだが、僕がチケットを取れたのは11:15入場の回。かなりの人気でなかなかチケットが入手しにくいらしい。ようやく11:15に入場すると、まず入り口でヘッドセットを配られた。展示会場は、プリンスがリリースしたアルバムをリリース順に巡る仕鰍ッとなっており、各アルバムのコーナーに行くとヘッドセットでそのアルバムのヒット曲や解説が映像と共に聴けるようになっていて、音楽に溢れた、優れた展示であった。プリンスの懐かしいミュージックビデオやライブ映像、『パープルレイン』、『アンダーザチェリームーン』、『グラフィティーブリッジ』など、プリンスの主演映画からの映像もふんだんに流されていた。
また、圧巻であった2007年のスーパーボウルハーフタイムショーでの『パープルレイン』のパフォーマンス映像前にも、多くの人が集まっていた(ちなみに、このプリンスのパフォーマンス時はちょうど雨が降っており、紫一色となった会場はまさにパープルレインに相応しい最高の演出効果となった。この結果、プリンスのこのパフォーマンスは、スーパーボウルハーフタイム史上で最高傑作との意見が多い)。
会場には所狭しとプリンス愛用の衣装や、プリンスのプロダクションスタジオであるPaisley Park所有のレアなプリンスの私物など、初めて陽の目を見る貴重なものがたくさん展示されており、ファンには涙モノのグッズでいっぱいであった。
特に注目を集めていたのが、映画『パープルレイン』でプリンスが着ていた紫の衣装や、『Raspberry Beret』のPVで着ていたクラウド柄の衣装。当時のものと言うことだが、状態も良く、なんと物持ちの良いことだろう。プリンスは背が低いことで有名であったが、やはり衣装も比較的小さめな印象である。
個人的にやはり感動したのはプリンス愛用のギターの数々。独特な色やデザインのカスタム品ばかりで、あのプリンスロゴをかたどったギターは彼だけが持つことを許される、唯一無二のギターである。
プリンスの懐かしい写真や、直筆のメモなども展示されており、プリンスはどんな字を書くのかなども初めて見ることが出来て感動的であった。
また今回一番嬉しかったのが、プリンスの住まいにして巨大なスタジオであったミネアャ潟Xの『Paisley Park』。彼はこのスタジオに一人篭り、黙々と大量の曲を作曲、録音していたのだ。亡くなったのも、ここペイズリーパークだ。これまで全貌がかなり謎に包まれていたが、今回展示会では様々な館内の写真が公開されていて、とても貴重であった。
展示会の最後にはグッズショップが用意されており、Tシャツ、キャップ、マグカップ、本など展示会オリジナルグッズが沢山販売されていた。僕は展示会オリジナルTシャツと、ペイズリーパークの写真集を購入した。どちらも展示会でしか購入出来ない貴重なグッズである。
ロンドンで開催されたプリンスの展示会を訪れることが出来てとてもラッキーであったが、最高の展示会であった!また彼の作品をたくさん聴きながら余韻に浸ることにしよう。
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