そして、ブルース•リー没後40年でもある今年、
またまた新たな話題が加わった。
中国で製作されたウィスキーの新CMに
スーツ姿のブルース・リーが登場して
話題になっているのだ。
これはウィスキー“Johnny Walker”の
中国市場向けCMなのだが、
香港の夜景をバックに、
“水のようにあれ”というブルース・リーの
哲学を本人が語っているCMで、
最後はブルース・リーが
生前座右の銘/好きな言葉として
使っていた”Walk On”を使って、
“Walk On, Johnny Walker”
というキャッチコピーで締めくくられる。
自分の哲学を語る際に、
水をしばしば比喩として用いた
ブルース•リーだが、神聖で
力強い"水"のイメージと、
ウィスキーのイメージに上手く乗せた、
何とも良く出来たCMである。
まずはぜひ下記リンクにある
このCMを見てほしい。
http://videotopics.yahoo.co.jp/videolist/official/movie/pe70a61cec5821d72a6ce2aa3644f9630
実はこのCMのブルース・リーは
CGなのだが、登場するブルース・リーが
あまりにもリアルで、思わずブルース・リーが
生き返ったかの錯覚を思えてしまう見事な
出来栄え!ファンとしては何とも
感動的なCMである。
かなりマニアックな話で、ブルース・リーの
ファンにしかわからないと思うが、
『死亡遊戯』の撮影を開始し、
『燃えよドラゴン』の撮影に入る頃の
少し疲れて痩せていた頃のブルース・リーを
思わせる姿で登場。しかもスーツ姿が
とても決まっていて、中国語だが、
その語り方などもとてもリアルである。
しかし、ブルース・リーは生前お酒を
飲まなかったこともあって、
一部のブルース・リーファンからは、
彼がウィスキーのCMに主演するのは
ふさわしくないとか、母国語であった
広東語ではないことなどがクレームの
理由になっているようだが、僕は
個人的にこのCMを見てファンとして
新たなブルース・リー映像が見れた
思いがして、単純に嬉しくなって
しまった。
ブルース・リーがもし生きていたなら、
今年72歳。どんなおじいさんに
なっていたかと思うと不思議な
気持ちになる。やはり32歳のままで
永遠に我々の記憶に残ったのが
良かったのかもしれないが、
ブルース・リーの“新作CM映像”を
見ることが出来たのは何とも画期的、
且つ幸せな出来事であった。
