blue deco design lab

打ち込み系のマイブーム、DJ Kei Kohara

昔からノリのいいシンセ系/打ち込み音楽が好きであったことは以前のブログで書いたが、むしょうにクラブテクノ・ハウス系、又はダンス系の打ち込み音楽が聴きたくなる周期がいつもやってくる。今年は2月頃のブログで紹介したDJ Kawasakiにはまっていた時期があったが、最近久々に打ち込み系ではまっているのは、DJ Kei Koharaである。2003年にデビューしたトラックメーカーで、湘南発のアーティストだけあって夏、そして海をテーマにしたパワフルながらもセンスの良いサウンドをプロデュースしている。

今年の8月に発売されたばかりの最新アルバム「Endless Summer」はそのタイトル通り、終わらない夏を盛り上げるかのようにその痛快サウンドが最高にスマートでカッコいい。どの曲も完成度が高く、アルバムの最初から最後まで一貫してビート楽しませてくれるので飽きない内容。特に好きな曲は1曲目の「Lonely Summer Girl」、12曲目の「Let’s Fall in Love」そして13曲目の「Wonderful Season」。3曲ともノリノリのビートに早いピアノサウンドが重なり合うアレンジが最高に心地良くて、朝の通勤電車で聴くと軽快なペースで仕事に向かえる。殆どの曲がボーカル曲なのだが、DJ Kawasaki同様、ボーカルが全く自己主張しない感じで、あくまでもDJ Kei Koharaの個性が前面に出た作品という意味で、感覚はBGMとしても使えるインストルメンタル作品にも近い。

曲目
1. Lonely Summer Girl feat.Reco
2. Happy Lucky Fine Day
3. Wave of Love feat.ami saiki
4. Day Dream
5. Beside You feat.ami saiki
6. In The Sky, Feel The Sun feat.Reco (Heavenly Sunshine Rework)
7. Wave of Love (Yasu.exe Sounds Interlude Mix)
8. Wonderful Season feat.Reco
9. Endless Summer feat.Reco
10. Midsummer Loops
11. Sunset Glow feat.ami saiki
12. Let’s Fall In Love feat.Reco & Vijay
13. Wonderful Season (LIFE a.k.a. Keisuke Otaki Remix)

大人のクラブミュージックという印象のDJ Kawasakiと比べ、Kei Koharaはよりエネルギッシュなダンス、テクノ色が強いという印象だが、良くあるトランスのアルバムのように、決してやりすぎていないところに好感が持てるのだ。また、夏をテーマにしていることもあり、海の爽やかさとダイナミックな躍動感が見事に表現されたサウンドだ。

Kei Koharaは昔Yamahaと小室哲哉が主催するリミックスコンテストで入賞したことがあるらしいが、それもあってかTM Networkの名曲をカバーしたトリビュートアルバムである「I LOVE TM Network」を以前リリースしている。先日こちらのアルバムもiTunesで購入したのだが、なかなか素晴らしい出来栄えであった。Kei Koharaが展開する新らたなTM Network打ち込みサウンドがTMファンにも、またそうでない人にも楽しめる極上の作品に仕上がっている。選曲はどれもTM Networkのヒット曲ばかりだが、中でも特に印象に残っているのは4曲目の「Telephone Line」。優しい感じの女性ボーカル曲でZardの曲かのように仕上がっているが、”この曲って、はこんなにも美しい曲だったっけ?”、と思わずオリジナルを聴き返したくなるような、そんな曲である。やはり宇都宮では無く、女性がこの曲を歌うと印象が違うものだ。小室のプロデュースで昔鈴木あみもカバーした「Be Together」や、名曲「Self Control」もアレンジがやり過ぎておらず、比較的オリジナルにも忠実なサウンドで良い出来栄えだ(まあ、そもそもTMは小室のギンギンのシンセ/打ち込み系サウンドなので、同じ打ち込み系路線でガラッと変えるのも難しいかもしれないが)。

曲目
1. Be Together
2. Get Wild
3. Don`t Let Me Cry
4. Telephone Line
5. Come On Let`s Dance
6. Kiss You
7. Self Control
8. We Love The Earth

肝心な夏は終わってしまったが、打ち込み系サウンドを聴いてみたくなったら、灰汁が強く無く、心地良いサウンドのKei Koharaをぜひお試しあれ。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「音楽」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事