一泊の出張だが、福岡の天神近くにオフィスのあるベンチャー企業を訪問する為である。
それにしても、福岡は良い街である。日本の主要都市の中で第5位の経済圏を形成しており、人口約150万人。まず、空港から福岡市内がとても近くて便利だ。天神まではタクシーで15-20分くらい。繁華街は中洲を挟んで天神エリアと博多駅周辺に分かれ、共にかなりの賑わいを見せる。
福岡は食べ物も美味しい。日本海で漁れるお魚は引き締まっていて美味しいし、やはり博多と言えば明太子!今回会食では、天神にある兼平鮮魚と言うお店で、美味しい魚と明太子を堪能した。

また、二次会は福岡の有名なラーメン、一蘭の本店へ。東京にも支店があるここのラーメンは初めて食べたが、とても美味しかった。本店は支店よりも味が更に美味しいらしい。


翌日、東京に戻る日の朝はかなりの早起きして、早朝から福岡城跡に向かった。久々の城探索である!天神からタクシーで5分くらいと近く、今は舞鶴公園となっている。旧平和台球場もここにあった。

福岡城は、黒田長政が江戸時代初期に築城した城で、外堀エリアは相当広いことからも当時はかなりの栄華を極めたことが想像に難しく無い。

福岡城に天守閣は現存していないが、幾つかの重要文化財を擁する。まずは、北側の入り口に位置する下之橋御門と潮見櫓、名島門。

潮見櫓の堀からの眺めはなかなか美しい。

近くに名島門と言う門も残っている。

城郭内には美しい石垣が多く残されていて見所が満載である。僕は石垣フリークなので、質の良い石垣を見るとつい興奮してしまうのだ。




天守台周辺も良い状態で保全されている。

また近くには祈念櫓と言う味わいのある櫓がある。

井戸なども残されている。

天守台の南側にある多聞櫓も立派なスケールで残されていた。


もちろん立派な天守閣があるに越したことは無いが、たとえ天守閣が無くとも、見事な櫓、堀、石垣、それに城郭内や周辺に城下町の風情を残す城跡にはつい心を奪われてしまう。城は街の人々の憩いの場となっているので、辺りを探索するだけで、その街の歴史だけでは無く、地域性を更に知ることが出来るような気がして、とても楽しいものだ。やはり、城のある街は魅力的なのである。