『鉄人28号』と並んで、横山光輝の作品で大好きなのが『伊賀の影丸』である。まさに躍動感のある忍者漫画の決定版だが、ストーリー展開の上手さや、手ごわい強敵が何とも魅力的に描かれている点でも、横山光輝の才能が存分に発揮されている傑作である。
そんな大好きな『伊賀の影丸』だが、先日当時のソノシートを入手した。ソノシートとは、あの赤いペラペラのレコードのことだが、昔は付録などにこの安価なレコードが付いていたりしたので広く出回っていたのが懐かしい。また当時のソノシートは主題歌などが2曲ほど録音された、いわばシングルレコード的な扱いだった。しかし、アニメや漫画のソノシートはちょっとした絵本も付いていることが多く、絵本としても楽しめることから、ソノシートも最近幾つかコレクションをしている。
こちらはかなり古い(恐らく1960年代)の当時ものだが、保存状態はとても良い。絵本部分はカラーページもあり、如何にも横山光輝らしい、流れるような動きが美しい、見事な漫画タッチでとても魅力的に描かれている。
鉄人28号のソノシートも今絶賛収集中なのでまた別途紹介したいが、これから少しずつ魅力的なソノシートをコレクションしていきたい。