マイアミと言えば、80年代に大ヒットして僕も良く見ていたアメリカの刑事アクションドラマ「Miami Vice」(昨年コリン・ファレル主演でリメイクされた映画版も記憶に新しい)をすぐに思い出してしまうせいもあるが、マイアミと言えば麻薬と犯罪の都市と言った悪いイメージと、海と太陽が眩しいリゾートというイメージが混在しているが、カリブ諸島や南米への玄関口として大きな役割を果たしている街である。今回宿泊したのは、マイアミビーチにあるDoubletree Hotelだが、部屋から見えるプールとその先に広がるビーチが実に美しいホテルであった。
それにしても、この辺りは実にユニークな場所だ。半島のように突き出したマイアミビーチエリアは、大小様々なホテルが所狭しと並んでいて、メジャーなホテルもあれば、ちょっと寂れたホテルもある。ちょうど日本のメジャーな温泉街のような独特な雰囲気が漂う。近くのOcean Aveにひしめくレストランの数々も観光客で賑わっていた。マイアミは、アメリカであってアメリカでないような、独特なカリブ/ラテン系の匂いが実に魅力的だし、マイアミ国際空港を降り立った瞬間感じる空気から、この街が”リゾート”であることを主張していた(湿度感がリゾート心を刺激するのだろう)。
以前のブログで、007/ジェームズボンド的出張の楽しみ方について書いたが、今回のミッションは、マイアミにあるモバイルサービス事業者の本社に潜入して、その米国における陰謀を突き止めること。と、すっかりマイアミバイスかボンド気取りで潜入したところ、なんと”本家ボンド”に遭遇してしまったのだ! 今回訪問したこのモバイルサービス事業者の本社はイタリアのミラノにあり、マイアミはその米国事務所。この会社は仕事上での重要なパートナー企業で、合弁会社なども欧州・アジアで設立している。今回イタリア本社から会長も米国事務所を訪れていた為面談したのだが、なんとこの会長が、あの6代目ジェームズボンドことダニエル・クレイグに瓜二つなのだ!(写真)。
(答えは、最後に記載)
写真よりも実際の方が似ているのだが、背も高くてがたいも良く、クールな感じはまさにボンド級で、バーでドライマティーニ(もちろんお約束のShaken but not stirredで)をオーダーする姿が容易に想像出来てしまうオーラを醸し出していた。この会社はイタリアの会社なので、会長もイタリア人だし、マイアミで働いている幹部も殆どがイタリア人やラテン系。しかも驚いたことに、この米国オフィスの幹部の一人の女性はスペイン人だったが、まさに”ボンドガール”と呼ぶにふさわしい美貌と知性を持ち合わせた人で、今回は米国にいながらヨーロッパ的な”ボンドワールド”を満喫してしまった。これだからボンドミッションはやっぱりやめられない。。。
(答え: 左から2枚目と5枚目が会長。他3枚はダニエル・クレイグ)
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