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製作総指揮は、ブルース・リーの愛娘、シャノン・リーが担当し、気合いの入ったドラマであった。物語は、学生時代を過ごした香港から始まり、その後米国に渡って、クンフー映画スターとして成功した矢先、不運の死を遂げてしまうまでのブルース・リーの一生を細かく追って行く内容。まさに、色々と困難に直面しながらも成功して行くブルース・リー32年の生涯を上手く描いている点で、朝ドラ的な面白さがあると言える。
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主演は、映画『少林サッカー』でブルース・リーへのオマージュに満ちたゴールキーパーを演じたダニー・チャン。かなりブルース・リーに似せてきており、アクションもそこそこ上手に演じている。ダニー・チャンは、先日紹介した『イップマン4』でもブルース・リー役を演じており、その意味ではこの『ブルース・リー伝説』のスピンオフ的な位置付けで楽しめて面白い。
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ただ、正直ブルース・リーの伝記映画としては、これまた先日取り上げた『ドラゴン ブルース・リー物語』の方が全体的には上手く出来ていると思う。ここはさすがハリウッド作品と言える。『ブルース・リー伝説』は全50話もある為、全部を観賞するにはやや根気がいるし、少々ダレてしまうシーンが多いのは否めない。
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実は最近このドラマのダイジェスト版が米国でブルーレイとして売られていることを発見し、ドラマ版と見比べてみたいという思いもあって購入した。全50話を約180分の映画のように短縮したものだが、ある意味ダイジェスト版としてはとても見やすかった。前半の学生時代のエピソードを端折り、米国でクンフー道場を開いて、空手トーナメントで戦うところから物語は始まるが、その後の回想シーンという形で、学生時代のエピソードも上手く盛り込まれていた。
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しかし、残念ながら、このダイジェスト版だと、逆に何だか味気ない感じもあって、“帯に短し襷に長し”という感想だ。その意味では、やはり『ドラゴン ブルース・リー物語』が総合的には映画として勝っていると言える。
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『ブルース・リー伝説』は、中国が製作したブルース・リー伝記ドラマの視点、そしてブルース・リーを熱演するダニー・チャンを楽しむにはなかなか良いドラマであると言えよう。