今回、数あるブルース・リーのマニアックなフィギュアの中でも、特に出回ることが少ない幻のフィギュアをゲットすることに成功した。それはかなり前に、香港TAO 社から発売されたブルース・リーのフィギュア。それがこちらだ。箱は結構ダサいのだが、Jason Ng氏が監修し、世界で500体のみ発売された大人気だったモデルだったらしく、通常市場に出回ることは稀らしい。
前にネットで売られていたことがあったのだが、タッチの差ですぐに売れてしまい、購入することが出来なかった苦い経験があり、今回発見して速攻で購入した。
ブルース・リーのフィギュアで有名なのは、やはりエンターベイのフィギュア群だろう。数々のモデルが発売されており、それぞれかなりの高値で売られている。ブルース・リーが好きな人、フィギュアコレクターの間では集めることが一つの目標となっているが、僕も何体か持っている。それに比べると、このTAO社製のフィギュアはかなりマニアックである。
高さはだいたい他のフィギュアと同じ30cm、『ドラゴン怒りの鉄拳』の白いクンフー服姿と、『ドラゴン危機一発』の撮影でタイに向かう時にブルース・リーがプライベートで来ていたジーンズ姿の2種類を再現したものとなっており、首が2種類(一つはサングラスバージョン)、他にも靴が2種類、リュック、トレーニング用キックミット、ペンダントなどかなり細かい付属品が付いていて楽しい。
白いクンフー服姿で言えば、左側のエンターベイフィギュアと並べてみると、やはり全体の完成度は低い(笑)。かなり野暮ったい、ダサい感じもあるが、それも逆にお愛嬌で、レア感を出しているような気がしてくるから不思議だ。
白クンフー服がイマイチなので、ジーンズのカジュアルスタイルに着せかえてみたが、こちらの方がこのフィギュアにはしっくり来るような気がする。ジーンズのベルトなどもかなり芸が細かい。
顔の造形も、完成度で言えばエンターベイのものには遠く及ばないが、だんだん見ていると馴染んでくる感じもあり、見る角度によっては意外にもブルース・リーに良く似ているような気がする。
今回幸運にも、なかなかレアなフィギュアを安く買うことが出来た。これでまたブルース・リーフィギュアコーナーがかなり賑やかになってきた。