百万ドルの笑顔

ドラマアーカイブ「毛糸の指輪」（１９７７）

森繁 久彌（１９１３生）　乙羽（１９２４生）　大竹しのぶ（１９５７）
64歳　53歳　20歳

乙羽信子の丸顔が愛くるしい。
こんなかわいい50代は奇跡のひとつじゃないかな。
このドラマでは、画像よりもっとかわいかった。
昭和の女優は正統美人だ。

大竹はいかにも地味で昭和の娘（笑）
森繁　なんだか変装がヘタで怪しいおっさんって感じで、安いドラマみたいだけど、
そこはホレ　向田さんですから、ちゃんと酸いも甘いも辛いも泣かせも小粒で
キリリとしてるわけですわ。

現在、なぜこういうドラマが作られなくなったのか？
時代かなぁ。


他人と関わることは何かの期待よりトラブルの元でしかなくて、カツマーの「自分にプラスにならない人間は切り捨て」がキャリアウーマンばかじゃなくて、
一般人にも浸透しきったんだな。

今時のリアルってドラマになるような題材はあるのかな？
夢物語にするなら思いっきりトレンディじゃなきゃケチくさいし、かといって突飛過ぎるドラマはアホくさい危険性が大。

マイボス・マイヒーローは可で、華麗なるスパイは・・・(；-_-) =3 フゥ
「小公女セーラ」は美少女が多くてしゃべりが上品で、目が離せません（笑）。
主人公志田ちゃん以外全員上背があるんだよ。
そこがそれ、虐げられている役にぴったりかと。

だから、せいぜい家政婦としての身分が必要なのかと（笑）

電化で人々は昔より余暇ができたはず、でも人情に余裕はできなかったらしい。