映画好きの余力

「容疑者　室井慎次」

新宿署が教会のようだし　署員はＮ・Ｙポリスオ・フィサーのナリだし（カジュアルにもホドがある　ヒップホップ　皮系　柄系　Ｔシャツ系）
公開取り調べをした部屋のキープアウトのテープは何だ？
　　今時どこの田舎でも外でドラム缶炊き火は禁止だって（-_-;）


わかり難い個所が数カ所あったけど、とてもおもしろかった
（あの辞表は現役職のみの辞表か？）
　
　この監督の「映画好き」とアイディアが一杯あるだろうこともよくわかるし
実写邦画動員数の記録を打ちたて自負で
「シリアスだって作れちゃうもんね」と自信満々で挑んだのだろう
決められたコマのイメージを壊さないように、慎重に練り上げて作ったとも思う

やっぱり冬でないとダメなんだな　とにかく男はトレンチコートって記号に固執

溢れるアイディアが時に空回りして　奇をてらい過ぎた挙句、
ド滑りしたとしても（したとしても　したとしても　　したと・・　　　　　しつこい）
　見ている私（あるいは私たち　湾岸好きならば）許す（笑）


悪徳弁護士グループ立会いの取り調べでの八嶋の演劇出身者特有の大立ち回りも計算づくか？
ただ　腰のくだけがあまりに早急であっさりだったのは時間配分に原因が？

青島クンも真下もすみれさんも出なくてもこれだけのクォリティが提供できるのは
「湾岸」の根付きの証拠ではないかと
湾岸はもう「国民ドラマ」なのかもしれない
（ただし、うちの大家の六人家族は誰一人　湾岸署ドラマを一度も見たことがないそうだ）


2005年
上映時間 117分
監督 君塚良一
出演 柳葉敏郎 、田中麗奈 、哀川翔 、八嶋智人 、吹越満 、柄本明


以下　ネタバレ　　この先進入は各自の判断で



尋問される少女がと～てもかわいい
　こういうタイプがこれからリアル社会に出てきやがって　静かに跋扈するのでは、と
現実的な恐怖があるのだけど（-_-lll）