タネの縁側  

偏見に満ちております。どなたの参考にもなりません、各自でお確かめいただきますよう御願いいたします。

困難こそがエッセンス

2007-05-28 | 
「プリンセス・ストーリー」&「波瀾万丈ドラマ」が大スキな友人マダムが持って来たのがこれ。

森 薫 著 エンターブレイン出版『エマ』全8巻+『シャーリー』

産業革命直前のイギリス 19世紀末 
変化と革新の時代と階級社会はドラマの題材の宝庫である。

メイドと貴族どちらも人品が貴いのだ。
タメ口なんてとんでもない、お互いが気を使うから、目を見たりしないのが労使の礼儀。

「おかえりなさませい ご主人様」だけじゃない。
日本人はいろんなアレンジが上手だけど、深い深い世界観

とんでもない悪者は出てこない。
日本的な人情話満載。土日で一気に読めた。

なんてたって乗り越えないといけない困難があればあるほど、恋も青春も盛りあがろうというものだ。

年中チア・ガールのような制服やニンゲンの本質をとことん貶めるケータイを野放しにしている親 
高額風俗バイトをモンダイにしない世間 
まやかしの平等  オトナの幼児化   
何の理想もない役人

これだけユルユルだと、そりゃツマンナイに決まっている。

窮屈でドラマチックか、骨抜きで下品な自由がいいか?と聞かれたら  ま、スキにすれば。

社会保険なんてオカタイ名前の役所ですらいい加減な仕事をしているニッポンだ。
全て自己責任の名の元に な~んにも保証する気がないのに、
保険料納めるのも、自己責任かよぉ  ・・・

CMまでして「納めろ」って言うてなかった。それでこのザマかよ。

国家の品格なんてどっこもなっすいんぐ。

イシハラもアベも閣僚 品がなさすぎ
自殺でコトが済むと思うところが浅い!(全員キライ)


  『イギリスの執事業務 1週間研修』とかいってあそばせ。


話が逸れたけど、この漫画を読んで、(末っ子が高校入学した年に)当のマダムは2週間イギリスに行ってしまったのだ。

でも現代のイギリスは彼女の感動に遠く、2度と行きたくないと言ってました。

『やっぱ行くならイタリアね』  マダムまた何かにハマったのかもしれません
(どーやら『シモネッタとデカメロン』を読んだらしい)

明日にはDVD「MANOR HOUSE(マナーハウス)英國発 貴族とメイドの90日」(¥16800)が届く予定。
みんな実のところ、礼儀正しく美しくケナゲで真面目な世界がスキであるらしい。

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