タネの縁側  

偏見に満ちております。どなたの参考にもなりません、各自でお確かめいただきますよう御願いいたします。

40年前の文庫本

2012-07-19 | 
「グスコーブドリの伝記」
「銀河鉄道の夜」あのアニメ映画のせいで、宮沢の世界観がどうも猫の世界で正しいのではないかと思ってしまっている。
現在映画が公開されている。
はて、どんな話だったんだろう?大昔読んだはずなのに・・・・


グスコーブドリはイーハトーブの大きな森のなかに生まれました。
おとうさんはグスコーナドリという名高い樵(きこり)・・・

ブドリが10歳の春、いつまでたっても暖かくなりません。夏の暑さもこず、秋に収穫されるものもありません。
翌年も同じような気候。ほんとうの飢饉になってしまった。
次の春、両親が相次いで姿を消し(子供たちに少しでも多く食料を残すために)
さらに7歳になる妹のネリは、森にきた男の背負った竹篭に入れられ連れ去られ・・・





40年前、高校に新設された文芸部に新任の女性教諭が顧問になった。
彼女はわずかしか集まらなかった部員、全員に新潮文庫
160円の「銀河鉄道の夜」をくれた。

当時喫茶店のバイトの時給が350円とかだったから、
今、文庫本って高くなったような気がするわ。

夕べ、それを探し出して読んだ。
40年の間に本の淵からじわじわとセピア色が浸透していったようで、本文も老眼にはちょっと読みづらかった。
まったく記憶になかった。読んだはずだったのに、さすがに「銀河鉄道」は覚えていたけど、詳細はさっぱり。




ああ、そうだったのか。やっぱり@@@大学には落ちたはずだ、
読解力が全然足りてなかったのだ(今更。


炭酸ガス 二酸化炭素 温暖化 飢饉を回避
それはどうなのか、化学も赤点スレスレだったので不明。

宮沢賢治
どうか、人々が飢えることがないように、彼の祈りが記されていた。

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