タネの縁側  

偏見に満ちております。どなたの参考にもなりません、各自でお確かめいただきますよう御願いいたします。

若さゆえ

2005-08-07 | 
「八百屋お七」
   井原西鶴「好色5人女」吉行淳之介訳 中公文庫版
 
 第四巻「恋草からけし八百屋物語」

ちゃんと読んだことがなかった。
「BU・SU」市川準監督 という映画のなかで人形浄瑠璃でさらりと説明がされる。

八百屋の娘 お七、年は16歳 思いを寄せない男はいないほどの美女であった
実家近くに火事が起こり 火の手を避けるために、
一時身を寄せたお寺で出会った同い年の吉三郎を好きになる

そして小坊主を買収して、一夜の契り(展回早し)

契りの場をお七の母親に見咎められ 二人は離れ離れBに

もう一度 町に火事が起きればあのお寺で会えるのでは
お七は吉三郎会いたさに わずかな火をつけ
現行犯逮捕 これは当時極刑にあたった 各所を晒し者にされた後
品川 鈴ヶ森にて火あぶり刑

しばらくして事情を知った吉三郎 出家し、お七の泣き霊を弔うことで生涯を費やした



これはシェークスピアの「ロミオとジュリエット」のメインテーマにつながる

と勝手にこじつけた

  若いということは愚かなことよのぉ

筋書きを書いて手引きした司祭は言うのだ

「もうちょい 待ってれば良かったものを」



そうだ 八百屋お七 ロミオ&~  タイタニック これらは一夜の契りの後 悲劇となる。
若者が命を張った、賭けた恋だから劇的 劇そのものな訳だ
激情 エキセントリック  線香花火系 


画像  八百屋お七供養塔 円乗寺 文京区白山134
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