niobin

鉄と戯れる日々のことば

梅雨の日に

2013-06-16 | 日記
体は薄い色の粒子と糸でできている


いつごろだったか 人がこの状態で見えるのだ


人だけでなく 動物も  植物も




特にこの季節





すべてがドットに見える

もしかして目眩か

もしかして幻想か


しかし 糸でできている人はいろとりどりでとても美しく 



小雨が降ると 細かいドットもついてきてそれはそれは美しいのだ



糸と糸が人とのつながりを見せてくれる時もあった




あんまりに壁も透視してるくらい見えすぎるときに お酒を飲むのかもしれない


耳をふさいでも 目を閉じても 触覚に触れてしまう事実を 



あくまで鈍くさせるために・・・・・  



しかし実感できないときは血を求むのに 勝手なものだ


自分だから勝手で良いのでしょうか



あすではなく

きのうではなく



今を求むから勝手で良いのでしょうか






つかめない糸  風に翻弄されて 何処かへ消えていってしまいそう



手を伸ばす   手を伸ばす








車の水をはじく音     すき


遠くの中央線       すき




昔の空飛ぶ魚のきおく
 

とおくに土の匂い・・・・


茂みの匂い・・・・・


梅雨の始まり


美しいドットの世界 
   













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