「形跡」Ⅴ Ⅵ
小さな鉄板から始まったシリーズ
鉄の地下時代の記憶を辿る
私の細胞と鉄の粒子との対話
いのちを持てたことで、
更に地のエネルギーを足から感じ全身に取り入れ、腕に響き打った作品になりました。
作品制作、展示会は私にとって鉄を扱わせて頂く事に対しての鎮魂祭や感謝の意があります。
火を扱う者としては吹子祭の意
地と天と繋がってゆけるよう、自分の身体も慈しみ鉄に向き合う体力を維持してゆきたいと強く思います。
展示会はいつも緊張してしまい、
ああ、怖いな何故やると言ったのかなと毎回後悔したりもします。
頑張って在廊して作品を言葉にしていくことで、また鉄や大地への観念が深まり、人との対話がまるでアンビルで鉄を叩く事と同じように響き渡る瞬間があります。
音を奏で、倍音の瞬間。
また頑張れる!と思うのです。
今回、名古屋での発表が始まり、緊急事態宣言下ではありますが、新たな出会い、続きの関係、そして家族に支えられながら開催出来た事に感謝しこれからも制作に向き合っていきたいと思います。
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