予定通りにリリースされましたね!ABCの1982年リリース「The Lexicon of Love」の第二章『The Lexicon of LoveⅡ』!
まんま、そのタイトル(まあ、このタイトルにすることが条件で、大手ヴァージン&EMIの契約に至ったのでしょう)、柳の下にドジョウは・・・(笑)。まあ、そんなことはともかく、30年以上の歳月を経てリリースされたことを素直に喜びましょう。
肝心の内容ですが、はっきり言ってしまえば、第一章を100点とすれば正直70点台の出来と思いますが、それ以上に80年代初期のノスタルジーにどっぷり浸ることのできる好盤かなと。
何曲かは過去のストックからの焼き直しもありますが、それを感じさせない統一感はあります。
しかしながら、やはりトレバー・ホーンの不在は第ニ章としてはイタイですね。トレバーの仕事は、ストリングス・オーケストレーション(生音)とオーケストラヒットやフェアライトCMIなどを駆使したシンセ(機械音)とが絶妙なバランスで適材適所に組み込まれていたのが第一章かなと。残念ながら今回はそこまでに至っていなかったかな。
それと、第一章ではパーマネントなメンバーにスティーヴン・シングルトンが居たこともあり、全編にサックスがフューチュアされていたのですが、今作ではそこの部分が欠落しており、幾分物足りなさを感じます。
また、終盤にミディアムテンポの3曲が続いており、このアルバムを平板な印象にしてしまっている印象です。これは残念。もう一曲「POISON ARROW」のようなアップテンポなチューンが後半にあれば・・・。
でも、前半には佳曲も揃っているので、第二章を名乗るにあたって十分合格点でしょう。
以下、各曲の個人的レビューです。
M1 The Flames Of Desire
まるでディズニー映画のサントラ風ファンタジックなオープニング曲。軽快なリズム&オーケストレーションにマーティン・フライの衰えを感じさせないボーカルが絡む、まさに「ルック・オブ・ラブ」のABCサウンド!!納得の1曲。バリー・ホワイト(ご存知?)も真っ青なアレンジで。(歌詞の内容はともかく)あくまでも曲調からくるイメージですが、フィナーレの方が相応しいような印象がしています。
M2 Viva Love
先日の来日公演(別レビュー参照してね)でも披露されていたナンバー。ここでは、バンドサウンドではなく、上記同様「ルック・オブ・ラブ」ABCサウンドに変貌を遂げています。力強いマーティンのボーカルに喝采!ブリッジ部の転調もグッド!YOU TUBEで見られるPVよりも長めのエンディング(フラメンコ風アコギ)で収録されています。♪ヴぃ~~ヴァ、ヴぃ~バ!!
M3 Ten Below Zero
こちらも前曲同様ライブではお披露目済みのバラード・チューン。音数は少なめにし、ストリングス・アレンジにより更に甘美な仕上がりに。
M4 Confessions Of A Fool
煌びやかなイントロから、曲自体はシッカリ地に着いた心地の良い一曲。80年代初期にタイムスリップさせられる瞬間です。このアルバムを凝縮している一曲に仕上がったナンバー。一押しです!
M5 Singer Not The Song
マーティンのボーカルが入魂の一曲。往年の「コブシ」も効いてますね。ライブでより盛り上がる曲でしょう。サビの大袈裟なストリングスがよりいっそうこの曲を引き立てます。
M6 The Ship Of The Seasick Sailor
ここから後半へ。アルバム中ではリラックスした位置づけかな。ヒューマン・リーグっぽい仕上がり。
M7 Kiss Me Goodbye
マーティンお得意のミディアムバラード。後半ではマーティンの「語り」も○(苦笑)。背景のカッティングギター・チョッパーベース・生ドラムのバンドアンサンブルもいい感じです。
M8 I Believe In Love
橋渡し的な曲。少々中途半端な印象ですが、アコギ&ベースソロが良いアクセントに。曲後半につれテンポアップ~エンディングの後味は悪くないです。
M9 The Love Inside The Love
ボーカル+ピアノ+オーケストレーションをメインに仕上げた神秘的な一曲。でも一寸地味過ぎた?
M10 Brighter Than The Sun
小品的な、アルバムのエンディングに向かうナンバー。んん~~。悪くはないんですが、M9と曲のフィーリングがダブり、実質この曲がラストナンバーでは、折角の第二章が勿体無い。(後述の私ならこの配列をご参照あれ!)
M11 Viva Love Reprise
『The Lexicon of Love』第一章が「The Look Of Love」がメイン、この第二章が「Viva Love」。文句はありません!!
といったトコロで、私が曲の配列を構成するなら下記の順番がお気に入りです。
Viva Love(M2)
Confessions Of A Fool(M4)
Kiss Me Goodbye(M7)
Singer Not The Song(M5)
Brighter Than The Sun(M10)
The Ship Of The Seasick Sailor(M6)
I Believe In Love(M8)
The Love Inside The Love(M9)
Ten Below Zero(M3)
The Flames Of Desire(M1)
Viva Love Reprise(M11)
この流れの方が、アルバムにメリハリがあってイイと思うんですが・・・。皆さんも色々オタメシあれ!
この機会に現在入手可能な第一章を追加購入したので、次回リマスター比較でもしたいと思ってます!!!
まんま、そのタイトル(まあ、このタイトルにすることが条件で、大手ヴァージン&EMIの契約に至ったのでしょう)、柳の下にドジョウは・・・(笑)。まあ、そんなことはともかく、30年以上の歳月を経てリリースされたことを素直に喜びましょう。
肝心の内容ですが、はっきり言ってしまえば、第一章を100点とすれば正直70点台の出来と思いますが、それ以上に80年代初期のノスタルジーにどっぷり浸ることのできる好盤かなと。
何曲かは過去のストックからの焼き直しもありますが、それを感じさせない統一感はあります。
しかしながら、やはりトレバー・ホーンの不在は第ニ章としてはイタイですね。トレバーの仕事は、ストリングス・オーケストレーション(生音)とオーケストラヒットやフェアライトCMIなどを駆使したシンセ(機械音)とが絶妙なバランスで適材適所に組み込まれていたのが第一章かなと。残念ながら今回はそこまでに至っていなかったかな。
それと、第一章ではパーマネントなメンバーにスティーヴン・シングルトンが居たこともあり、全編にサックスがフューチュアされていたのですが、今作ではそこの部分が欠落しており、幾分物足りなさを感じます。
また、終盤にミディアムテンポの3曲が続いており、このアルバムを平板な印象にしてしまっている印象です。これは残念。もう一曲「POISON ARROW」のようなアップテンポなチューンが後半にあれば・・・。
でも、前半には佳曲も揃っているので、第二章を名乗るにあたって十分合格点でしょう。
以下、各曲の個人的レビューです。
M1 The Flames Of Desire
まるでディズニー映画のサントラ風ファンタジックなオープニング曲。軽快なリズム&オーケストレーションにマーティン・フライの衰えを感じさせないボーカルが絡む、まさに「ルック・オブ・ラブ」のABCサウンド!!納得の1曲。バリー・ホワイト(ご存知?)も真っ青なアレンジで。(歌詞の内容はともかく)あくまでも曲調からくるイメージですが、フィナーレの方が相応しいような印象がしています。
M2 Viva Love
先日の来日公演(別レビュー参照してね)でも披露されていたナンバー。ここでは、バンドサウンドではなく、上記同様「ルック・オブ・ラブ」ABCサウンドに変貌を遂げています。力強いマーティンのボーカルに喝采!ブリッジ部の転調もグッド!YOU TUBEで見られるPVよりも長めのエンディング(フラメンコ風アコギ)で収録されています。♪ヴぃ~~ヴァ、ヴぃ~バ!!
M3 Ten Below Zero
こちらも前曲同様ライブではお披露目済みのバラード・チューン。音数は少なめにし、ストリングス・アレンジにより更に甘美な仕上がりに。
M4 Confessions Of A Fool
煌びやかなイントロから、曲自体はシッカリ地に着いた心地の良い一曲。80年代初期にタイムスリップさせられる瞬間です。このアルバムを凝縮している一曲に仕上がったナンバー。一押しです!
M5 Singer Not The Song
マーティンのボーカルが入魂の一曲。往年の「コブシ」も効いてますね。ライブでより盛り上がる曲でしょう。サビの大袈裟なストリングスがよりいっそうこの曲を引き立てます。
M6 The Ship Of The Seasick Sailor
ここから後半へ。アルバム中ではリラックスした位置づけかな。ヒューマン・リーグっぽい仕上がり。
M7 Kiss Me Goodbye
マーティンお得意のミディアムバラード。後半ではマーティンの「語り」も○(苦笑)。背景のカッティングギター・チョッパーベース・生ドラムのバンドアンサンブルもいい感じです。
M8 I Believe In Love
橋渡し的な曲。少々中途半端な印象ですが、アコギ&ベースソロが良いアクセントに。曲後半につれテンポアップ~エンディングの後味は悪くないです。
M9 The Love Inside The Love
ボーカル+ピアノ+オーケストレーションをメインに仕上げた神秘的な一曲。でも一寸地味過ぎた?
M10 Brighter Than The Sun
小品的な、アルバムのエンディングに向かうナンバー。んん~~。悪くはないんですが、M9と曲のフィーリングがダブり、実質この曲がラストナンバーでは、折角の第二章が勿体無い。(後述の私ならこの配列をご参照あれ!)
M11 Viva Love Reprise
『The Lexicon of Love』第一章が「The Look Of Love」がメイン、この第二章が「Viva Love」。文句はありません!!
といったトコロで、私が曲の配列を構成するなら下記の順番がお気に入りです。
Viva Love(M2)
Confessions Of A Fool(M4)
Kiss Me Goodbye(M7)
Singer Not The Song(M5)
Brighter Than The Sun(M10)
The Ship Of The Seasick Sailor(M6)
I Believe In Love(M8)
The Love Inside The Love(M9)
Ten Below Zero(M3)
The Flames Of Desire(M1)
Viva Love Reprise(M11)
この流れの方が、アルバムにメリハリがあってイイと思うんですが・・・。皆さんも色々オタメシあれ!
この機会に現在入手可能な第一章を追加購入したので、次回リマスター比較でもしたいと思ってます!!!
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