BMW@FUN 【オーナー向けのコラム】

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国沢光宏氏のVW擁護が思わぬ波紋を呼ぶ

2015年09月27日 | BMWファン
過去から物議のある発言で有名であった自動車評論家の国沢光宏氏である。
まあ、過去はそれでも良かったのかもしれない。
しかし、最近ではマスコミへの出演や大手サイトへの掲載など
その発言内容にも正確性や責任が求められる。
ウケ狙いや偏りは、一般から見ても即座に叩かれる対象となるだろう。
それは、国沢氏に対する「アンチやオタク」だけではない事を意味する。


VWが排気ガス規制の不正を行う
>40倍というのは考えにくい数字である。
>また、NOxの大半は一酸化窒素なので臭わず、
>PMとも関係無いため、ロサンゼルスのような特殊な地形
>(三方を山で囲まれ日射が強く光化学スモッグが発生しやすい)
>を除き大気汚染に与える影響という意味だと大きくないと考える。


NOxは大きくないと言うあたり、VW擁護のスタンスが見て取れる。

測定方法の誤差範囲など、多少のオーバーがあっても、
ここまで大問題にならないハズであり、
誤差レベルを大きく逸脱する40倍の不正が問題である。

40倍が問題であって、それが何万台も走ることによる数の影響があるのである。
今回、世界では1100万台に不正があるとされ、これが40倍の排ガスを放出する。
環境や人体に影響のあるガスは多数あるが、
各国の思惑とも調整しながら削減に努めており、
1台の不正自動車がもたらず影響は小さい・・・とする発言は論外である。

国沢氏も世論の反対論の多さに対して、NOx擁護に擁護の上塗りを重ねることで、
泥沼化した発言内容となっている。
支離滅裂となっているのが、わからない様子。。



VW新会長には、ポルシェ会長のマティアス・ミュラー氏が就任するとなっているが
旧取締役会で、不正を知っていたとの報道もある。
賠償、リコール、規制強化などVWにとって問題は山済みである。