サワディー・クラップ
先日「タイは年内(2020年)に観光客の受け入れを行うことはないだろうから、観光業界は最悪のケースに備えなければならない」と言う声明が報道されました。
タイの旅行業界は壊滅的です。
まず最初に倒産や閉業に追い込まれるのは旅行会社でしょう。
観光客がタイに来たくても来れない、海外に観光客が行きたくても出られない。
航空券手配も無い。
ホテル予約も無い。
ツアー予約、アテンドも無い。
旅行会社の全ての収益手段が絶たれてしまっています。
その為のタイ政府の援助や対策などは打ち出されていません。
リピーターの方は自分で様々な手配が出来る方も多い事でしょう。
例えば日本からの航空券手配はネットで簡単に予約が出来ます。
ホテル予約も日本語で簡単に予約が出来ます。
到着後も空港からホテルはリピーターの方なら何とかなるでしょう。
しかし、初めて渡航される方、
リピーターでも今まで旅行会社を頼っていた方はどうでしょうか?
現地に頼れる旅行会社がなくなれば渡航意欲も薄れていく方もいらっやるでしょう。
昨年2019年はタイを訪れた日本人は約180万人。
今年2020年は3月以降、殆ど観光客は渡航できていません。
ビジネス関係の渡航者もごく僅か。
7月からビジネス関係者をメインに渡航許可が出始めていますが、
1ヶ月で500から600人程度ではないでしょうか?
この8月中旬の時点でタイへの渡航待機者は8,000から10,000人と言われています。
このような方々の渡航はいつに?
長引けば現地の企業へのダメージも増大していくことでしょう。
タイの国内感染者は2ヶ月以上ゼロが続いています。
日本も終息に向かっていれば渡航が緩和されるでしょうけれど、
タイ世論調査では90%程度の方が「現時点で海外からの渡航を緩和すべきではない」、
「2度と過酷な感染拡大規制は懲り懲りだ」と言ってます。
先の報道は日本だけに対する報道ではありません。
世界中の状況を見ての報道ですが、
暗に感染者が拡大している国に対する警告であり、
国内の観光に関係する各界の事業者に発したものです。
状況が長引けば2021年もいつから・・・
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