猫の里親をさがす会★亀有ちびにゃんず

外で生きていくのが困難な猫たちの里親さん探し。また、そういった不幸な命を増やさない為にTNR活動をしています。

犬の運命を左右するのは飼い主。。

2009年09月13日 | Weblog
今日はワンコの事でちょっと書きたい事があります。

私は猫も好きですが、元々は大の犬好きなんです。
幼い時から家には犬がいました。
私が20代の時に暮らしていたポメラニアンのゴンは交通事故で死にました。
自分の不注意から死なせてしまった愛犬の死から16年経っていますが、その子に対するいろいろな事への後悔がズンズンと脳ミソを圧迫します。



トイレの失敗をなぜ厳しく叱っていたのだろう・・
ひとりぼっちで留守番をしている寂しさをなぜもっと分かってあげられなかったのだろう・・


私はゴンに犬と人という線をひいていたのかも知れません。
愛情をもって育てるのではなく、犬のしつけにばかり気を取られていて大切な絆というものを忘れていました。
犬の気持ちになって考えてみる。
家族の一員として考えてみる。
そう考えるとゴンの短い犬生は幸せではなかった。
あの頃の私は20代前半、今よりもずっと自分勝手な未熟者でした。
私の後悔はゴンの遺言だと。。



昨年の春私は手土産を片手に勇気を振り絞りインターホンを押しました。

「あのう、このわんちゃん、私が幼い頃に飼っていた犬そっくりなんです。

お散歩してもいいでしょうか?」

「ああ、いいよ」

ヤッター、ヤッター!!
何年もつながれたままで、ずーっと気になっていた子です。
ボロボロのリードごと公園まで連れ出しました。
お尻には床ずれの痕、何度出産をしたのであろうお乳は無残なまでに垂れ下っていました。

こうやって公園に来るのは何年ぶりなんでしょうか。
私を不安そうに見上げていた目が嬉しそうな目に変わりました。
大量のおしっこと、う○ちを思いっきり出し、歩くという楽しさを噛みしめているようでした。


後から知った事ですが、昔近所の犬(放し飼いで、もう亡くなった)が良くその子が会いにきていたそう・・

最低3回は出産している・・

生まれた子は保健所に持っていったそう・・




こんな事が未だに東京でもあるのかと思うとショックでした。


もう15歳のおばあちゃん犬ですが、私が散歩に行く時間にはお座りしてまっていてくれます。ほぼ毎日。


私の精神衛生上ここ一年快適だったのですが。。
このワンちゃんの家からわずか数十メートルも離れていない所に毎日悲しげに鳴くワンをこの夏、発見してしまいました。


長くなったので、次回にしますね。