2年前に知人が保護し、数日後に知人のお知り合いに迎えられたいっちゃん。
小さい時に公園で彷徨う小さな猫。
母猫に見放されてしまったいっちゃんは
夜の真っ暗な公園でひとり鳴いていました。
知人が夜世話をし、仕事に行っている昼間は私が預かるという
盲目のいっちゃんにしてみれば迷惑な数日だったかもしれません。
目の見えない子
初めてそういった子の世話をするにあたり
預かる私としては心配な事ばかり。
ですがいっちゃんは、まるで普通の子とそれほど変わりなく
一度場所を覚えると
ご飯だって、トイレだって 難なく出来てしまったのです。
動作は何をするにも確認しながらなので
ゆっくりゆっくりなのですが
目の見えない事がいっちゃんにとっては普通。
不自由な事は?
「ボク高いところはちょっとにがて」
って言ってたいっちゃん。
6月の終わりに短い命を終えたと昨日連絡をいただきました。
痙攣発作を起こしそのままお星様に。
階段を上手に登って
二階の日の当たる所でお昼寝するのが大好きだった
と、聞いてます。
特別なにもしてあげれなかった私に
なにか特別なものを残して巣立った2年前
ありがとういっちゃん。
さようならいっちゃん。