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買ってから2度目の再読です。
初読ではどんどん悲惨になる状況に、しんどくてでも止められなく、最後で涙していたようになんとなく記憶していたのですが、久しぶりとはいえ最後を知って読むとまた違った感じ方を出来ました。
カールよりヘルマンの変容が人間らしくて辛いです。
こういうのを読むたびに歴史の観点が作為的で、知らずにそう教えられていて、忘れていてもイメージだけは残って、偏った価値観・偏見になっているのを感じて暗澹とした気持ちになります。
そら恐ろしいというか。
皆川博子はミーハー?っぽく、「死の泉」からで、短編とか読みつつ、買っても読んでいないという珍しい状況に置かれている本が1冊あるのに、先行してこれを読んだと思います。
日本幻想系でなく、ドイツと中心とした戦争もの(戦争ものは基本的に苦手なのに)、ミーハーっぽく言うならアーリアンもの?の本がまだ何冊かありそうなので読み進んでいこうかと思います。
とりあえず本棚にあるあれを読もうかな。
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