D'Trick mania

Le champagne et la santé, hier et aujourd’hui

レイニャック・セミナー

2007-10-15 | bacchus
ボルドーのワイナリー、シャトー・ド・レイニャックのオーナーを迎えてのセミナーに行ってきました。
予告通り?写真はオーナーと一緒に来日したであろうカメラマン。
プロかどうか定かでありませんが。
話が盛り上がった時を見計らって、連れの携帯で隠し撮り。笑


内容は一応テイスティング・シートを渡されましたが、あまり書かせるつもりもないのか、筆記用具は持参だし、書く時間もなかったり。苦笑

ウェルカムに、泡とはいかず、カルフォルニアのオリジナルワイン(白)から。
これはセミナーの内容に関連していると言うより翌日リリースの宣伝。
いやー、食品業界の人のイベント慣れというか人前のトークは、慣れすぎているせいか走っていました。
ある意味すごい。

本番1杯目はレイニャックの白。
レイニャックで白なんて眼中になかったのですが、上品蜂蜜系で美味しかったです。
この香りは5%のミュスカデがポイントだとオーナー。
ボルドーの白では6本指に入るとソムリエは言っていました。

2杯目と3杯目はブラインド・テイスティングという事で、まあどちらかはレイニャックという流れなんですが、他方はボルドーのグラン・ヴァン。
濃くパワフルなものと、上品なカンジで、セミナーの主旨として予想に難くなく濃い方がレイニャック、グラン・ヴァンはグラン・ヴァンのセカンド・・・(でもセカンドでも1~2万円)のカリア・ド・ラフィット2002でした。

紅茶もそうですが、高いワインというのは香りなのかなー、と改めて思った次第。
味はレイニャックの方がスパイシーではっきりしていて、ボリュームがあって美味しいのですが、セカンドでもグラン・ヴァン、香りは良い意味で複雑でした。



悲しい事に会費のせいか会場のせいか、そんな濃いワインを飲んでいても、セミナーだからか、食べるものは3カットのチーズだけ。苦笑
(パヴェというフランスのソフトなチーズ、塩が効いてるカマンベール・ド・ノルマンディー、ボルドーの熟成士による子羊のブルーチーズことロックフォール&プルーン・ウォールナッツ。)
こんな赤ワインならこんな料理と、なんて説明されると更にお腹が空きます。

最近他人のせいでチーズをよく食べるようになったので、解説を興味深く聞いてしまったのですが、チーズにも熟成士なるものがいて、そういう人が手がけたチーズだとそれだけで値段が上がるそうです。
チーズの勉強でもしてみようかしら?


最後にレイニャックのトップ・キュベのバルチュスがサプライズ的に開けられました。
わー、とか素直に喜んだのですが、考えてみたらオーナー来ているしプロモーションや営業的にもここで空けて売らねば、ってトコロだったのでしょう。
勿論セミナー終了時にはサインがもらえるのは今!と売っていました。

でお味はというと、レイニャックだって充分美味しく、わりと奮発ワイン(笑)として買っていたのですが、比べてしまったらただの濃いワインと言いたくなるような美味しさ。
テイスティンググラスで飲むのが本当にイヤになり、ちゃんと香りは楽しめていないなーと思うくらい、どんどん引き出されそうなアロマ。
舌触りも柔らかく、なのに存在感のある余韻。
こんな環境で飲むのは勿体ない!みたいな。笑

そう考えるとこういうワインはホテルのフレンチで高いワインを持ち込むか、開けるかが一番良いように思えます。
・・・変な結論。


いや、でも楽しかったです。
ひとりで行くと面子が怖いですが。苦笑

あ、あとソムリエって詩人でないとなれないんだと思いました。笑

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