ブログは脳の排泄行為

人は喋ってストレス発散する。ブログも同じ。

人生3分の1はふとんの中

2017-02-10 17:10:33 | 日記
 これは寝具屋のコマーシャル。言われてみればそうだ。子供のころは布団の中が一番幸せだった。むかしは綿の布団だった。その綿布団もすごく高価だった。初任給1か月分だと一番安いうすっぺらい布団であった。妻が嫁入り道具として布団を2流れ持ってきたがこれだけで40万円だったとか。当時の月給は7万円くらい。如何に布団が高価であったか。先輩から聞いた話では布団は質草となる財産だったとか。昔は人が死ぬと汚れる前に布団を外した。ラフカディオハーンの怪談奇談ではこの世の未練を布団に残して逝った出雲の兄弟の話がある。
 今でも綿布団は人気がある。非常に高価なのに手に入るのは発注してから1年以上かかるそうだ。綿布団の弱点は重いことだ。上げ下げ、布団干しは一仕事だ。その点羽毛布団は楽ちんだ。例の高価な布団はほとんど使わず廃棄してしまった。セミダブルなので重かった。冬はとても暖かかったがほとんどの期間が押入れの主だ。羽毛布団は押し固めても元に戻り保管に場所を取らない。綿布団が復活することはないだろう。
 もう一つのこだわりは枕である。これはそば殻が最高だ。ふかふか低反発クッションは寝返りが打てなくて不健康道具だ。腰痛の原因である。腰痛といえば敷布団は薄くて硬いものがいい。現在はアルパカだ。ベッドでなく畳だ。畳の固さは気持ちよく健康にいい。冬寒いので断熱にはジョイントマットを使っている。薄いので腰が沈まない。