ブログは脳の排泄行為

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憧れの東京は大気汚染で鼻くそが真っ黒け

2017-03-28 07:50:07 | 日記
田舎に就職する気持ちはまったくなかった。たまたま受けた試験で東京に。住み始めて驚いたのが空気の汚さ。夜帰って鼻をかむと真っ黒。外に干した洗濯物は黒ずんでいる。鼻毛が太く長くなり鼻毛を切らないと外まで出るまでになった。近隣の住宅は小さくて古びたのが密集し関東大震災級の地震が来て大火になったら逃げられるか分からない不安も。さすがに東京いいと思ったのは銀座のデパートくらいだった。良い品が並んでいた。いいところは高根の花すぎて手が届かない、周りは薄汚く空気も悪い金の余裕もない現実にたちまち夢が破れがっかり、こんなところに住むのは嫌だと脱出を考えた。支社は北海道から九州まである。1年経って配属されたのが大阪。千里ニュータウンに住んだ。広々とし緑に溢れていた。夏になると風向きが南になると淀川の工業地帯からの臭いがすることがあった。東京より空気は全然マシだった。
さて、忌み嫌っていた東京だが40歳後半から地方勤務1年を除いて退職するまで東京住まいとなった。昔より住みやすくはなっていたが買い物不便だ。地方の大都市は車でショッピングセンターで買い物だったが東京ではそうはいかない。駐車場がない、民間だと月4万円だ。車があっても乗っていくところがない。不便だった。
子供の教育や仕事の関係で結局人生で一番長く住んでいるのが東京になってしまった。こんなところで死にたくないと思うが行くところがない。人生いたるところに青山ありでなくしかたなく東京が青山。


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