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年末、eitoeikoの忘年会で写真家の和田高広さんから「ヤクルト時代の写真、残しておこうよ」なんて、
「そうっスね~!」なんて。で、行ってきました。
日暮里の「湿板写真館」。和田さんのご自宅兼スタジオです。
この日の面子はeitoeikoディレクターの癸生川夫妻と息子・鳩くん、作家の島本了多くんと橋本悠希くん、
そして僕の6人。
島本くんは、TARO賞で連続4回入選している希有な作家で、
僕が出品した第13回展のとき最もシンパシーを感じた逸材。
にもかかわらず、どこからも声が掛からないというので「そりゃマズい!」と
癸生川さんに紹介したことがあった。その後すぐに意気投合したらしい。
一度のグループ展を経て、今年、eitoeikoでの個展が決まったとのこと。
さすが、チャレンジングなギャラリスト・癸生川栄だ。
橋本くんは、ムサビの後輩。
というか、最初に講師として呼んでもらったときの担当学生だった。
当時から可笑しな、というか冒しい作品をつくるヤツだったが、
卒業後、多摩美の工芸に入り直し、いよいよ奇妙な作品をつくるようになった。
今年、eitoeikoで4回目の個展がある。が、まだまだ作品で食えてるわけではない。
全くもってチャレンジングなギャラリストだ。
和田さんもeitoeikoで作品を発表している。(和田さんは、ちゃんと食えてる)
全くカネにならない僕を扱い、2010年から5年に渡り、個展を催していただいた。
いつかは恩を返したいと思ってはいるのだけれど…
さて、そんなわけで「湿板写真」だ。
よく分かってないまま見学させてもらったんだけど、どうやら
“感光剤を塗ったガラス板に撮影する手法” が湿板写真というものらしい。
幕末から明治初期にかけて用いられた撮影技法で、古写真の多くはこれなんだとか。
(湿板撮影用のカメラ/左が島本くん、右が橋本くん)
カメラの前で暫しジッとしていなければならず、なかなか難儀でしたが、
その数秒間がそうさせるのか、和田さんの技術か、それとも自らの念なのか、
ちょっとコワくも、雰囲気のある写真が撮れました。
和田さん(上)、ありがとうございます!
さて、このユニフォーム姿もこれで見納めか、いやまだ一発逆転があるのか、
勝負はまだついてない!
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