”気ままな…ホルン道楽”

続・ホルン超高音はこうやると…<7/7>

前回最後の2行から、一気に最後まで書きますね…
(まさに最終回。。クライマックス!…本当に超長文で、申し訳ございません)
------------------------------------------------------------------------------------------------------------

つまり…吹奏中は(マウスピースの内側の)唇全体が均等に振動しているわけではないということです。
ましてや、ヴィヴィとなるような強烈な…必要のない動きはしていないのです。

<後半>
オーボエのリードを思い浮かべてみてください。。。音のなる理屈はこれと同じように思えます。

ホルンでは唇の中央ですよね…
…この「オーボエのリード」にあたる部分を「コア」とでも呼びましょうか。

このコアの振動が空気を震わせ、、あたかも池に小石を投げたときの水面の広がる輪のように…
これが3次元の空気の波(二次元ならオシロスコープでしょうか…)となり…
つまりは濃淡密度の空気波が…コアで生じた微かな振動が…
ホルンの管内(管の中:細→太)を、通過しながら、増幅されて…管の長さに応じた倍音が重なって、
あの…まろやかなホルンの音色が生まれるのです。。。
そうなのです。コアの振動が出発点なのです。

くどいようですが、、コアの振動波が、唇全体につたわり、そしてマウスピースへ…
…それが楽器(金属部)へ、さらには(楽器をもつ)吹き手の身体も一緒に共鳴して…
主にベルから~そうです個性ある音色が生まれ出ると…いうわけです。

こういう観点でみると…
ホルンで超高音域を出すということは…つまりは、より周波数の高い波が要求されます。
コアの振動を…平たく言ってしまえば…唇をより細かく震わせるということを意味します。
(実は、超高音域を出すには右手の位置も重要となりますが…ここでは触れません。)

ここまで説明すれば、もうお解り頂けたかもしれませんが…
このコアの位置というのは…いうまでもなく、「ノンマウスピース奏法」での、
…つまりマウスパイプに触れる唇の位置と一致します。

毎日の(時々の方は吹くときに)ウォーミングアップとして、
ノンマウスピース奏法を2~3分くらい継続して行うことで、コアおよびコア周囲の筋肉も鍛えられる。
(コアの筋トレですね)
私の場合は、その結果、超高音域も出るようになった。…と推察しています。。。


ここからは、おまけです。
手前味噌な実体験の話になりますが…
ノンマウスピース奏法でのウォーミングアップを続けてきた結果…
まぁ、以前より狙った音が「ピタッとでる」ようになりましたね。
(…外すときは読み違い。移調ミスがほとんどです…。in Gなど…おっと脱線)

(話を戻します)特に、曲が始まってのいきなりの高音は…
例えば、魔弾の出だしの1番ホルン。いきなり上のC(ソ)から…正直、20代の頃は苦労しました。
まぁ、昨年は緊張しましたけど、かなり楽でした。練習でもまず外れません。
さらに音質も音色も表現対応力も年々アップしていると思います。(現在進行性)
…フォルテ3つでも、ピアノ3つでも、雄叫びでもdólceでも自在に…なりつつ。。。いやまだまだ!

それから、30代前半は…高いラ(D)から上は音が細くなり、音色が貧弱でした。
コンプレックスでした。
当時は、ショスタコ5番のソロなど大変でしたよ。。(/ _ ; )
とまぁ…振り返るとこんな感じです。
----------------------------------------------------------------------------------

<追記>
市オケのホルントップ奏者の貴殿が…ノンマウスピース奏法を一週間練習して、
なんとか中音域のソ(実音C)が出せるようになったことは以前に紹介しました。

実はこのことがきっかけで…
つまり、私以外の方でもノンマウスピース奏法ができると確信したのです。
そんなわけで、以前、超高音域の出し方をブログ紹介したのですが…
まさか、続編が1~7まで…かかってしまうとは思いませんでした。

<追記2>
はじめはそんなに簡単にはいかないかもしれませんが、、継続は力です。
試されるのであれば、、年単位で進歩するくらいのペースでいいと思います。。

<本当のおまけ>
さいごまで、超長文にお付き合いくださりありがとうございました。( ^_^)/
一人でも多くのホルン吹きのために微力ながらお役に立てれば幸いです。

*もう一度、はじめから読まれる方(1/7)は…こちらから…どうぞ。
(文章がわかりにくく、何回か、読まないと…難解かもしれませんので…m(_ _)m)

さらに前作から、本当に最初から読まれる方は以下からどうぞ!!
ホルンの超高い音はこうやるとでます。(予告編)
ホルンの超高い音はこうやるとでます。(lesson編)


<舞台裏>
やれやれ…なんとか書き終えました。

さて、またベト7の練習でもしましょうか! 高いシ(実音E)のオンパレードです。( ^ω^ )
オケの練習で、よくバテないね~と言われます。
なんたって「のだめ」…こちらも、テンションが上がりますね!
(その反動で練習翌日には、どどっと疲れがきますけど…)

おしまい ( ^_^)/~~~


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

botchispace
Re:Unknown
なんだかとても親近感湧きます!

コメントありがとうございます。
にゃー
あなたのブログ見て驚きました!
ノンマウスピースで練習するのは私だけではなかったんですね!
はじめは遊び半分で始めたのですが、音がなったのが楽しくて続けていくうちに音が綺麗になったんです。まあ、高音はまだまだですが…
いい参考になりました!
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Horn technic」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事