結局フィオレンティーナの水着も普通のビキニになりました。
ところでトップスルスクーナーというのはあれです、影船ですよ。
俺が帆船を小説に組み込むのに凝り始めたのは海皇紀読んでからなのですが、まあそのあとは中村庸夫さんの写真集とかいろいろ買い集めたものです。
影八番艦だったからというわけではないですが、トップスル・スクーナーは美しいです。
どちらかというと風上への切り上がり性能を重視した帆船に多く、機動性が高い半面追い風での速力は横帆船に劣ります。単純に帆の面積差の問題ですね。
現実のトップスル・スクーナーで有名なのはファン・セバスティアン・ディ・イルカノ、スペイン海軍の練習船です。
展帆訓練 の画像を見る限り、あこがれの艤装は前檣大横帆 を備えていないみたいです。ファン・セバスティアン・ディ・イルカノとの最大の違いはそこですね。
ファン・セバスティアン・ディ・イルカノはトップスルだけでなく大横帆 も備えており、そのぶん追い風に対応する能力が高いのです。
現存する世界最大のトップスルスクーナーはトーマス・W・ローソン、七本のマストを備えた世界最長の帆船です。
ちなみに自衛隊には練習帆船は無いみたいですね。つまらん。
そういえば昔近所のジャパンっていう量販店で、サンタ・マリアの模型が売ってたんですよ。組み立て済みの飾りみたいなやつですが。
サンタ・マリア自体はコロンブスが新大陸(笑)、つまり北米大陸を発見してインディアンと彼らが名付けた原住民に多大な迷惑をかけたときに乗っていた船で、キャラックとかナオ船という船形です。
あの頃の船は最後尾のマストが普通マストと斜めに交差したヤードに大三角帆 という三角形の帆を張ったものが主流だったのですが、その模型はなぜかスパンカーになっていたのです。
スパンカーはもっとずっとのち、ラティーンスルの前方部分を切除する形で登場したもので、現在における縦帆の主流です。ラティーンスルに対する利点は操帆の容易さで、マストとの接合部を支点に先端部分を振り回すだけでいいというのが最大のメリットでした。
サンタ・マリアの時代にはまだスパンカーはもちろんその前身となるガフスルも登場していなかったので、考証がまったく出来てなかったということですね。考証もなにも、復元船の写真一枚あれば十分なのに。
まあ正直失笑ものでした。もちろん買ってません。
ところで、漫画にもちょこちょこ帆船が登場しますが、ちゃんと帆を回す描写がある船ってびっくりするほど少ないです。言っちゃあなんですが、昔ゲームのシリーズの漫画が雑誌に載ってたんですが、横帆は船体に対して直角、旗に至っては後方に向かってはためいているという代物でした。
帆船ってドラクエとかと違って行きたい方向に進めるというものではないし、複数のマストを備えた船の場合後ろの帆が邪魔になって前の帆に風が入らないので、真後ろから風を受けて進む(フォアアンドアフト)の状況というのはそう多くはないのです。
なので船体は風に対して斜めに向き、うまく風を受けるために帆はヤードやブームごと回転しています。横帆船と縦帆船の最大の違いは、帆の回転角度の自由度にあるのです。
正直読み始めてからいろいろ調べて知りましたが、海皇紀は実際の帆船の挙動にかなり忠実に描いてあったんですよね。基本的に風に対して風下側にブームの先端を向けるスパンカーが、裏帆をうつ状況というのがありうるのかという点に関しては、正直疑問ですが。
単行本何巻だったかなあ、グリハラから帰る途中でオンブルワ・ゼ・フォレスト含むロナルディアのカノン搭載艦二隻に襲撃されたとき。
トップスルは張ってなかったから縦帆だけの状態で、その状態でどうやって行き足が止まる様な裏歩のうち方をするのか正直今でもわかりません。スパンカーの開き変えは扇状にブームを振り回すだけなので、風下側にブームを振るだけのタッキングよりも、むしろスパンカーブームを回転の最中に完全に風上に立てることになる追い風時のヂャイビングのほうが難しそうな気がするんですが。
川原さんに手紙でも書いて聞いてみたいところなんですが(あの人は単行本のあとがきで返事くれそうな気がします)、字の下手な俺は躊躇しております。
PCで打って送っても、失礼にならないだろうか。
もしくはこれ読んでる中に、商船学校の中の人とか出身の人とかいらっしゃらないかな。
日本丸とか海王丸乗ってた人。
【業務連絡】
篝火から転送の画面開いたとき、転送先の枠がオレンジ色になってるのって、あれ何なんでしょうか?
ところでトップスルスクーナーというのはあれです、影船ですよ。
俺が帆船を小説に組み込むのに凝り始めたのは海皇紀読んでからなのですが、まあそのあとは中村庸夫さんの写真集とかいろいろ買い集めたものです。
影八番艦だったからというわけではないですが、トップスル・スクーナーは美しいです。
どちらかというと風上への切り上がり性能を重視した帆船に多く、機動性が高い半面追い風での速力は横帆船に劣ります。単純に帆の面積差の問題ですね。
現実のトップスル・スクーナーで有名なのはファン・セバスティアン・ディ・イルカノ、スペイン海軍の練習船です。
ファン・セバスティアン・ディ・イルカノはトップスルだけでなく
現存する世界最大のトップスルスクーナーはトーマス・W・ローソン、七本のマストを備えた世界最長の帆船です。
ちなみに自衛隊には練習帆船は無いみたいですね。つまらん。
そういえば昔近所のジャパンっていう量販店で、サンタ・マリアの模型が売ってたんですよ。組み立て済みの飾りみたいなやつですが。
サンタ・マリア自体はコロンブスが新大陸(笑)、つまり北米大陸を発見してインディアンと彼らが名付けた原住民に多大な迷惑をかけたときに乗っていた船で、キャラックとかナオ船という船形です。
あの頃の船は最後尾のマストが普通マストと斜めに交差したヤードに
スパンカーはもっとずっとのち、ラティーンスルの前方部分を切除する形で登場したもので、現在における縦帆の主流です。ラティーンスルに対する利点は操帆の容易さで、マストとの接合部を支点に先端部分を振り回すだけでいいというのが最大のメリットでした。
サンタ・マリアの時代にはまだスパンカーはもちろんその前身となるガフスルも登場していなかったので、考証がまったく出来てなかったということですね。考証もなにも、復元船の写真一枚あれば十分なのに。
まあ正直失笑ものでした。もちろん買ってません。
ところで、漫画にもちょこちょこ帆船が登場しますが、ちゃんと帆を回す描写がある船ってびっくりするほど少ないです。言っちゃあなんですが、昔ゲームのシリーズの漫画が雑誌に載ってたんですが、横帆は船体に対して直角、旗に至っては後方に向かってはためいているという代物でした。
帆船ってドラクエとかと違って行きたい方向に進めるというものではないし、複数のマストを備えた船の場合後ろの帆が邪魔になって前の帆に風が入らないので、真後ろから風を受けて進む(フォアアンドアフト)の状況というのはそう多くはないのです。
なので船体は風に対して斜めに向き、うまく風を受けるために帆はヤードやブームごと回転しています。横帆船と縦帆船の最大の違いは、帆の回転角度の自由度にあるのです。
正直読み始めてからいろいろ調べて知りましたが、海皇紀は実際の帆船の挙動にかなり忠実に描いてあったんですよね。基本的に風に対して風下側にブームの先端を向けるスパンカーが、裏帆をうつ状況というのがありうるのかという点に関しては、正直疑問ですが。
単行本何巻だったかなあ、グリハラから帰る途中でオンブルワ・ゼ・フォレスト含むロナルディアのカノン搭載艦二隻に襲撃されたとき。
トップスルは張ってなかったから縦帆だけの状態で、その状態でどうやって行き足が止まる様な裏歩のうち方をするのか正直今でもわかりません。スパンカーの開き変えは扇状にブームを振り回すだけなので、風下側にブームを振るだけのタッキングよりも、むしろスパンカーブームを回転の最中に完全に風上に立てることになる追い風時のヂャイビングのほうが難しそうな気がするんですが。
川原さんに手紙でも書いて聞いてみたいところなんですが(あの人は単行本のあとがきで返事くれそうな気がします)、字の下手な俺は躊躇しております。
PCで打って送っても、失礼にならないだろうか。
もしくはこれ読んでる中に、商船学校の中の人とか出身の人とかいらっしゃらないかな。
日本丸とか海王丸乗ってた人。
【業務連絡】
篝火から転送の画面開いたとき、転送先の枠がオレンジ色になってるのって、あれ何なんでしょうか?
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