既に、ネットやニュースでも話題になっていますが、国指定の名勝でもある殺生石(せっしょういし)がパカッと割れてしまいました。
そんなことってあるの?
自然現象としては、起こりうるでき事とのことですが・・・。
殺生石の周囲は、火山性の有害ガスが噴出しているため、「鳥獣がこれに近づけばその命を奪う、殺生の石」として古くから知られていて、今もなおこの石に近づくことはできません。
また、殺生石は「九尾の狐伝説」によれば、悪事をはたらき石に姿を変えてもなお、人間や生き物の命を奪い続けていたので、玄翁和尚によって、打ち砕かれ、そのかけらがあちこちに飛び散ったうちの一つとも言われています。
悪い狐の復活か?と、不吉なことを心配する声も聞かれますが、一方で、和尚さんによって成仏された石が割れ、ここから煩悩を断つ「何か」がこの世に放たれた、と願いたいものです。
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下野新聞の記事
<写真:那須町観光協会撮影>
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