昨日の午後・・・・・、
与一の里、大田原市にある天然記念物ザゼン草群生地(北金丸)に行ってきました。
駐車場から畑の中の整備された歩道を下って行くと・・・・
小川のほとりの湿地に、天然記念物ザゼン草群生地があります。
群生地は、湿地なのでザゼン草の保護のためもあり、木道が整備されていました。
こんな感じに、あちこちにぽつり、ぽつりとザゼン草が咲いていました。
ザゼン草は、葉よりも先に紫色のドーム(花を守る苞:仏炎苞(ぶつえんほう))に包まれた花が咲きます。
花自体は、卵の形をした小さの花の集まりです。
そして、この花の形が座禅を組む僧に似ていることから座禅草の名がついたと言われています。
このザセン草、不思議なのはこの花の形だけではありません。
実は、花が咲く時に、発熱する(20度〜25度)植物としても、名が知れているのです。
以下は、WIKIからの引用です
『開花する際に肉穂花序(にくすいかじょ)で発熱が起こり約25℃まで上昇する。そのため周囲の氷雪を溶かし、いち早く顔を出すことで、この時期には数の少ない昆虫を独占し、受粉の確率を上げている。開花後に大型の葉を成長させる。』
益々、不思議な植物ですね!
雪の中からポツリと花を咲かせるザゼン草の姿、ぜひ見てみたいと思いました。
この群生地のほとりには、那須野が原の伏流水を源とする(湧水)綺麗な小川が流れていました。
水面下でゆらいでいるのは、クレソンのように見えました。
ザゼン草が毎年花を咲かせるのは、限られたこの群生地だけの保護だけではなく、
この群生地をとりまく一帯の自然環境あってのこと。
しかしながら、近年の環境の変化により、残念ながら花の数が減ってきていると案内板に紹介されていました。
この「地元の宝」、いつまでも守り続けてほしいし、守り続けなければと思いました。
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