「ナスヒオウギアヤメ」は、昭和37年に、宮内庁の研究員が一つ樅(広谷地と池田の中間あたりの集落)で見つけ、これを昭和天皇が皇居東御苑で栽培され、著書「那須の植物誌」で新品種(ヒオウギアヤメの一変種)として紹介されたことで知られています。
ヒオオウギアヤメの「ひおうぎ(檜扇)」は、文字通り檜の薄板で作られた扇のことですが、これは、ヒオウギアヤメの葉が、普通のアヤメと比べると、大きく堂々としていることから名付けられたそうです。
そして、さらに「ナスヒオウギアヤメ」につては、特に花の形が(花びらが大きく、ひょうたん型をしているとか・・)独特のものなのだそうです。
「ナスヒオウギアヤメ」は、那須町と那須塩原市の一部でしか、自生が確認されておらず、環境省レッドデータブック絶滅危惧種Ⅱ類、栃木県レッドデータブック絶滅危惧Ⅰ類(Aランク)に指定されており、希少な植物として保護活動も行われています。
那須町における、この「ナスヒオウギアヤメ」の群生地は、これが発見された「一つ樅」の生息地が幹線道路脇にあり、アクセスも良いことから有名ですが、実は、当館の近くに、もう一箇所、雑木林に囲まれたひっそりとした生息地があります。
生息地が面した道路は、交通量も少なく、周りの雑木林からは、鳥のさえずりも聞こえ、ゆったりとした気分で、群れをなす紫色の花々を鑑賞することができます。
当館から、こちらの生息地までの距離は、約2.2km、徒歩・約30分、往復約1時間(車だと片道3分ほど)、朝食前の朝のお散歩にもオススメです。
花々の「見頃」は、少なくとも今週中は大丈夫そうです。
この週末、優雅な紫色の「ナスヒオウギアヤメ」をご覧に来ませんか?
お部屋、まだ空いています。
動画(短いですが・・・、風になびくナスヒオウギアヤメ:Instagram)は、こちら
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↓こちらは、メインストリート沿いの「一つ樅」の生息地です。
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