一陽来復~近藤聡彦のファゴットブログ~

ニューヨーク帰りのファゴット奏者が綴る下関音楽日記

準備~準備~

2018年06月27日 | 日常
久々にアメリカから航空便

最近いろいろ考えるところあって楽譜注文。
ソロ曲3つにアンサンブル曲2つ

さあ、しばらくさらう物が出来たぞ
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レ・ヴァン・フランセを聴く

2018年04月29日 | 日常
昨日は、レ・ヴァン・フランセが博多にやってきたので、
アクロス福岡へ聴きに行ってきました

もうね~みんな上手い
音楽や音色感がとても調和していて、フォルテの場面でもけっしてうるさくなく、
また木管アンサンブルによくある「もっさりとした」演奏ではなく、
シャープで色彩に富む、洗練された素晴らしい演奏でした

フレンチ・バソンのジルベール・オダン氏は、
師匠のモーリス・アラール氏同様に、
パッと聞いたらファゴットみたいな太い音。
でも耳慣れたファゴットとは少し違う、
バソン独特の響きが魅力的

プーランクの六重奏曲って何度も演奏した事あるけど、
曲が曲だから気合が入るのか(笑)、とかく重たくなりがちだけど、
彼らの演奏は軽快で、いかにも溜めそうなところでサラッと流して、
「なるほど本場はやっぱりこんな感じなのか。」と思いましたよ

ところで事前に、ネットで調べて見たら、
関東のコンサートでは、CD購入者対象にサイン会があったようなので、
会場に着いたらいそいそと、ロビーのCD売り場へ。(割りとミーハー)
他にもサイン狙いの人達がたくさんいたらしく、
コンサート開演前から、まるでバーゲンセールの様な黒山の人だかり
めげずに頑張って何とかCDを購入し、「これでオダン氏と話せるかも。なんて話そう
と、ワクワクしていたら、サイン会開催のアナウンスはありませんでした
昨日のコンサートがツアー最後だったそうで、みなさんもうお疲れだったんでしょうね

それだけが残念
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静かな新年度の幕開け

2018年04月12日 | 日常
Y高ファゴットパートのレッスンに行ってきました

楽器体験希望の新1年生が毎日やってくるので、
その相手をしないといけないけど、本格的なパート決めはまだちょっと先。
そして引退後も、必ずレッスン日には顔を出していたKちゃんは、
めでたく大学生になって母校を後にし、今日は2人だけ。
いつもの部屋がちょっと広く感じました

でも来月には、ファゴットの1年生も決まって、また賑やかになることでしょう。

さあ大した本番の無い今の内に、たっぷり練習
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もう年末ですが

2017年12月30日 | 日常
いつもなら、昨日のBassoon Bashの記事の最後に、
「みなさん、よいお年を~」って書いて、正月休みモードに突入ですが、
今年は正月明けすぐに防府音楽祭が控えているので、全然楽器を触らないって訳にもいかず、
今日もリード調整しています。たぶん明日も

みなさんのおかげで、今年もいろいろと学ぶ事の多い1年でした。
ありがとうございました。来年もまたよろしく
良い年をお迎えください
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独奏曲をさらう

2017年12月12日 | 日常
最近、ドゥビエンヌのファゴットソナタの5番に興味が出たので、
早速楽譜を買いました

学問的には、バロック時代は1600年~1750年なので、
1755年生まれのドゥビエンヌは、古典派の人って事になるんですが、
1750年を境に、時代や様式がパッと切り替わった訳じゃありません

古典派初期は、ドイツ語圏でチェンバロに代わってピアノが台頭してくるけど、
フランスでは、軽快で色彩感に富むチェンバロの音色の方が好まれていたようで、
このソナタも、チェンバロと通奏低音で伴奏するように書かれています。

ピンとくる曲に巡り合うって、なかなか頻繁には無いけど、
もっと見つけて、レパートリー増やしたいな
さあ、さらおう
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ピリオド楽器から迫るオーケストラ読本

2017年11月30日 | 日常
最近読み終えた「ピリオド楽器から迫るオーケストラ読本」。
(音楽の友編、佐伯茂樹監修)
なかなか興味深く、面白かったです

楽器の進歩とともに、作曲家たちが新しい響きを求めて、自分の曲に取り入れ、
お互いに刺激しあいながら、長い歴史を作ってきたという事がよく分かります。
「古楽器=バロック楽器」という認識は、最早時代遅れなんですね

ページ撮りはベートーヴェンの「運命」ファゴットパート。
そびえ立つコントラファゴット
同書より。
この本、金管は万遍なく取り上げられてるけど、
木管と弦は、なぜか低音楽器の話が中心で、ファゴット吹きの自分としては、
ファゴットやコントラファゴット開発史の、知らない話が面白かったけれど、
個人的にはオーボエ・ダモーレのオーケストラ去就や、クラリネットの参入、
ヴァイオリンの、モダンオーケストラへの対応の変遷みたいな話をもっと読みたかったな

とはいえ、ファゴット吹きには美味しい写真もいろいろ載っていて良いです
同書より。
まだまだ知らない事が多いな
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ブレスビルダー製作中

2017年11月07日 | 日常
本番続きでバタバタしていましたが、
やっとひと段落なので、今の内にいろいろ仕込みです。

リードを作るのはもちろんとして、
年間通して、意外と減っていくのがブレスビルダー。

蓋にドリルで開けた穴をリーマーで拡げて、丁度良いサイズにするんですが、
リードと同じで、微妙な加減が難しい

さあ、これくらいあればしばらく足りるかな?

リードも作んなきゃよ
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Sound in Motion

2017年09月28日 | 日常
最近いろんな人達に、ファゴットを通して音楽を教えるようになってきて、
更に自分でもいろいろ勉強して、深めたいと思い、
何か良いものはないかと探していたんですが、
日本国内の書籍では、求める事が書いてある本がなくて

その時にふと思い出したのが、
ニューヨーク・フィルの恩師、キム・ラスコウスキー先生から薦められたこの本。
シカゴ響首席ファゴット奏者のDavid McGill氏の著書「Sound in Motion」。

すっかり下関弁が第一言語になってる自分にとって、
英語のペーパーバックを久々に手にするのは、正直ちょっと度胸いりましたが
米アマゾンから取り寄せようと思って調べたら、なんと日本アマゾンの洋書コーナーで発見
すごい時代になったなあ
裏面。著者近影。

目次には
「What Is Note Grouping?」「Sound Connection」「Using the Wind」
「Was There a Baroque Style of Playing?」等々、
音楽を演奏し、探究する者にとっては興味深い項目が並びます。

アマゾンのレビューも☆5つ。
英文レビュー全部読みましたが、彼のレッスンでも、本書のような内容が話されているようです。
まだパラパラとしか読んでませんが、ニューヨークの先生達から習った事を改めて思い出し、
更に新しい視点をも与えてくれる良書です。最近だいぶ影響受けてます

また説明の為の譜例も豊富
本書88ページより、1つだけ抜粋。
これは、ワーグナー「マイスタージンガー」からの抜粋だけど、
何の話か、見てピンと来るかな?

という訳で、久々辞書を片手に解読開始です
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もう冬支度スタート

2017年09月13日 | 日常
下関チェンバーの本番より前に、某校から冬のアンコンの為の、
ダブルリードアンサンブルの相談を受けていたので、
手元のいくつかの楽譜をコピーして見繕い、
今日やっと渡してきました

バロック~古典派初期の曲は、
スラーが書いてないものも多いので、
一般的なスラーを書き込み。
これですぐ吹けるでしょう

いい演奏をする為には、それなりの準備時間が掛かります。
くれぐれも、早めの準備を怠りなく
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ツイッターにも手を出す

2017年09月03日 | 日常
いろんなSNSを研究して、コンサートの効果的な宣伝方法を模索している
僕のホームページ管理人氏。
先日突然「ツイッターアカウント作ったよ。まだ仕組みがよく分からないけど
と、例によって事後通告
慌てて行ってみると、知らない所で既になんだかいろいろ始まっていました

僕のブログ記事からもネタを拾っているようですが、
インスタ同様に、このブログの流れとは関係なく、
ファゴットネタや音楽ネタをつぶやいているようです
画面撮りながらこんな感じ。

興味がある方はのぞいて見てね「隣のファゴット奏者」
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エマーソンカルテットを聴く

2017年06月03日 | 日常
八幡の響ホールに、エマーソン弦楽四重奏団が来たので、
聴きに行ってきました

久々に聴くエマーソンカルテット。
アメリカ滞在時代はニューヨークやアスペンで、
何度も聴きましたが、帰国以来チャンスが無く、
最後にアメリカで聞いたのはいつだったか、ほんとにしばらく振りでした。
音色やフレーズ、そして音楽の見事な統一。
弦楽四重奏の素晴らしく、深く濃い世界を堪能しました

チェロ奏者が入れ替わってからは、初めて聞きましたが、
見事にマッチしてて全然違和感無し
ニューヨークを拠点に、世界中で演奏活動する彼らの音色や響きは、
僕にはとても耳馴染みな感じで、ニューヨークで演奏していた頃を思い出しました。
こういう感覚を忘れないようにしたいなあ。

CD買ったらサインしてもらえるというので、ブラームスのCDをいそいそと購入(笑)。
メンバー1人1人に演奏が素晴らしかった旨を伝えると、みんな喜んでくれました。
音楽の基本はやっぱりコミュニケーションですね。

手放せないCDがまた1枚増えました
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坂東玉三郎 下関特別舞踊公演

2017年04月09日 | 日常
昨日は下関市民会館に、
「坂東玉三郎 下関特別舞踊公演」を見に行きました。
今まで何度か下関公演があったのは知っていたんですが、
なかなかタイミングが合わず、やっと行けました

玉三郎さんの舞踊は、早い動きの所作は少ないものの、身体の自然な動きが素晴らしい
そして、その後ろで演奏している長唄や三味線、笛や鼓の人達の上手い事
見に行って良かったです

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懐かしいマンハセット

2017年03月24日 | 日常
帰国して以来、レッスンの時には、折り畳み式の簡易譜面台を使っていましたが、
最近は、どっさり楽譜を持って来る人もいて、折り畳み式じゃ何とも頼りないので、
板付きの譜面台が欲しいなあと思っていました

ニューヨークでは、マンハセットの譜面台を使っていましたが、
引っ越す時にかさばるので、泣く泣く友達にあげちゃったんですよね
でも使い勝手が良かったのを思い出し、「えーい買ってしまえ
と、注文したのが今日届きました。

向こうで使っていたのと同じ「ディレクターモデル」にしました。
後ろにもう一枚板が付いていて、間に楽譜を収納出来ます。
収納が付くとかなり便利。

箱から取り出した時は「あれ?こんなに大きかったっけ?サイズ間違えた
と思ったけど、楽譜を広げてみたらジャストサイズ。この大きさです。

持って歩かない、部屋で置きっぱなしの譜面台ならこれが一番。
折り畳み式は、よく倒れるんですよね

ニューヨークで長年使っていた譜面台が戻って来たみたいで、ちょっとうれしい
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もう帰ってきたよ!

2017年02月23日 | 日常
月曜日に宅急便で、新宿のルボアに修理に出した楽器が、
木曜日の今日、もう戻って来ました。
っていうか、修理してもらえたのか不安になるほど早いよ
一週間位かかるかな?と勝手に思っていましたが

でもそんな心配は杞憂でした。
テナージョイントとボーカルのコルクは、新しいものにバッチリ張り換えられ、
吹いてみると、今までよりも楽器の振動が増えているみたい
接点が増えて、リードの振動が、より伝わるようになったようです。

更に数か所に手が入り、ピアニッシモ・キーのタンポ等も真新しくなっていました。
痒い所に手が届いているなあ

相棒が戻ってきたら嬉しくて、ひとしきりさらってしまった
さあ、これでしばらく安心。萩森さんいつもありがとう

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ホームページが(知らない間に)リニューアル!

2017年02月22日 | 日常
ホームページ管理人氏が、
しばらく前からホームページのリニューアルを画策していたようで、
いきなり「出来た」と言ってきました。
驚いて旧ホームページに行ってみると、とっくに移転していて、
既に「引っ越しました。」の表記
リンク先には、今風な感じのホームページが立ち上がっていました。
インスタには数日前から出てたらしいですが
画面撮りながらこんな感じ。

興味がある方はのぞいてみて下さい。ファゴット奏者 近藤聡彦オフィシャルサイト
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