一陽来復~近藤聡彦のファゴットブログ~

ニューヨーク帰りのファゴット奏者が綴る下関音楽日記

ヘッケルで舞い上がる

2014年10月21日 | レッスン
今日はY大ブラスMさんのレッスン。
例によって息やお腹の使い方やリード、やってる曲の難所攻略などやったのですが、
レッスンの流れで「さっきの感じで、僕の楽器吹いてごらん。」と言ったら、

「ええーっヘッケルですよね?ヘッケルですよね
いや~部活のパートの中で、ヘッケルは触らない方が良い事になってるんですよ。ええ~
「うん、まあいいから吹いてごらんって
「ええっほんとにいいんですか?いいんですか
「ほんとにいいんだって。うちにレッスンに来る人にはみんなに吹かせてるよ
「ええっやばいやばい」と大騒ぎ。

そして興奮冷めやらぬうちに、僕の楽器を手渡して、吹かせました。

吹きながらもしばらく「やばいやばい」を繰り返してましたが、
息の抜けや鳴り方の違いを感じた様子。
しばらく吹いてから自分の楽器に戻ると、人間おもしろいもので、
無意識に、さっき出た音と同じ音を出そうとするので、
自然と息の入れ方が変わって、さっきまでと鳴らし方が変わってるんですよね。
「良い楽器は良い吹き方を教えてくれる」の巻でした。


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