一陽来復~近藤聡彦のファゴットブログ~

ニューヨーク帰りのファゴット奏者が綴る下関音楽日記

中川先生を偲ぶ

2023年12月26日 | 日常
先日、僕の人生に大きな影響を与えた恩師の一人、
中川良平先生がお亡くなりになりました。

大学3年時の最初の出会いを、
まだ昨日の事のように覚えています。
いろいろと衝撃的でした(笑)。
「出来の悪い子ほどかわいい」ってことでしょうが、
先生にはよく面倒見てもらって、かわいがってくれました。
先生に出会わなかったら、
アメリカに行くこともなかっただろうし、
今頃ファゴットを吹いてなかったかもしれません。

写真は92年のアスペン音楽祭にて。
向かって右が中川先生、左が元ニューヨーク・フィル副首席奏者で、
「リードの名人」と言われた恩師ハロルド・ゴルツァー先生。
ゴルツァー先生も04年に亡くなっていますが、
僕の中ではお二人共このイメージのままです。

アメリカで長年演奏活動をされた先生は、
いつも「世界ではこうなんだよ。」という話をして下さり、
それまで狭い世界しか知らなかった僕の目を、
海外へ向けてくれました。
毎回のレッスンの刺激的なこと!
先生の教えを受けることが出来て本当に良かった。
先生との思い出もいっぱいです。
これは90年アスペン音楽祭の時。

相変わらず不肖の弟子ではありますが、
これからも先生に習った事を大切に伝えていこうと思います。
先生、ありがとうございました。

コメント    この記事についてブログを書く
« 今年の新譜 | トップ | Bassoon Bash'23無事終了! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日常」カテゴリの最新記事