何一つ目指さない。(トイレに行きたいとき、トイレを目指さないというわけではない)
目指すとは (広辞苑)
①めあてとしてその方を見る。太平記(3)「―・すとも知らざる暗き夜に」
②目標とする。めがける。ねらう。「北極点を―・す」「政治家を―・す」
まっちゃんには一つだけ目指すものがあった。
十年後奥さんが小学校のPTAで、給食前に五観の偈を言うように働きかけ適える。
ここで現状は、恋人もいない、ガールフレンドさえいない。
まず、結婚して子供を作らなくてはならない。それに対して橋頭堡を得るには、恋人か?と思っていたが、PTAに入ってくれるか分からない。子供ができても五観の偈も唱えないで食事をさせるわけにはいかない。
そこで条件を出し見合いの方がいい。そう思ったが、儂を結婚させたい、親兄弟には、恵まれていなかった。
ご飯が運ばれ目の前にしたとする。総理を考慮してあきたこまちだとする。秋田の百姓が、モミから育てたとする。苗になり、田植えをし、除草をし、台風や、長雨では、気が気でなく、また。日照りでも、気が気でない。やっとの思いで刈り取り脱穀した米を、玄関開けたらたら二分でご飯とただ口に運ばれたら、米は、糖質。エネルギーになるんです。と概念に縛られ、米になるまでの生命の進化も、農家の苦労も、金銭の取引という形で、価値の交換を取られてはおるが、味気なくないか?
ただ五観の偈を唱えるだけで、そういったものがすべて含まれる。
これを令和二年に告げたら、もう何も目指すものはないではないか?腹がへったら、五観の偈唱えて食事をする。くそ、しょん便をして健康を確かめる。体を動かし、健康を保つ、寝る。それだけ、あとのことはあらかじめ決めておきその通り生きる。それだけだ。
儂は何一つ目指さないぞー。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます